かみさまなんて信じない


うーむ、またしてもお題バトンですー
たぶん今日以降またしばらく間が開くと思うので最後に1つ書いておこうと。
駄文な上に、最後2つほど狂気じみてるので気を付けてね!
相変わらずオチはないよーー


◆ ◇ ◆



かみさまが奪ったもの




別れをテーマにしたお題バトンです。

絵、小説、詩等、用途はご自由にどうぞ。




もう二度と聞けない君の「おはよう」

朝、目覚めるたびに隣を見る。
誰もいない、冷たいベッド。
涙はもう出ない。
ただ、胸に開いた穴が大きくなっていくだけ。
君はもういない。分かっているはずなのに。
それでも隣に君がいるんじゃないか、って毎朝確認してしまう。 
信じたくないんだ、君の声をもう二度と聞けないなんて。
君がもうこの世にいないなんて、信じられないんだ。


枯れたはずの涙が頬を濡らす。


晴れ渡った青空にも気付かない

雨が降っていた。
俺は花を持ってあの交差点まで行く。
あいつが好きだった矢車草。
その色だけが唯一、俺の灰色の世界で色付いていた。
たくさんの花が手向けられている。矢車草もその中にそっと添え置く。
晴れやかに笑うあいつの笑顔が忘れられない。
明るいやつだった。
それがどうしてこんなことに…


いつしか雨は止んでいた。
雲が去り、晴れ渡る空にも気付かずに、
彼はただ下を向き、涙を流していた。


いつだって無意識に探してる

はっきりと認めよう。
これは私の片想いだった。
叶わぬ恋。そんな綺麗なものじゃない。
私が臆病だっただけ。
気付けば目で追い、姿を探し、時々話せるだけでも幸せを感じた。
けれど、行動に起こさなければ何も起きないのは当然。
だからこれは自業自得なんだ。
「―――あの子と良い感じらしいよ」
そう聞いた時、心が抉られるような痛みを感じた。
でも、傷付く権利など私にあるわけもなく。
笑顔を取り繕って「応援したいね」って言うのが精一杯だった。


叶わないと知ったのに、
今でも無意識に姿を探す
私を許して下さい。


かみさまが奪ったものは

非情、冷酷、無慈悲。
そんな言葉をいくら並べても結果は変わらない。
現実は残酷だ。
運命って何だ?
君がいなくなるのは運命だったのか?
あいつがナイフを持って現れるのは運命だったのか?
ならばこれもまた運命だろう。
キッチンで鈍く光る刃物。


奪われたものは戻らずとも、
目には目を、歯には歯を。


守れなかった約束

まずいなぁ……
今日は大事な約束があるからこんな所で足止めを食らうわけにはいかないのに。
きっともう待ってるだろうな、時間を守る人だから。
反対に、待ち合わせにいつも遅れるのは俺のほう。
だから今日は早く着いて驚かそうと思ったのに。
何で俺はこんな所で倒れてるんだ?
視界が霞んできた。こんな所で寝るわけにはいかないだろ、俺。
渡したいものがあるから、大事なものを渡したいから、
急いで出てきたのに。
ああ、頭もぼんやりしてきた。
遅れるって連絡しないと―――


血溜まりに落ちた婚約指輪。
ゴメン、今日モ約束守レソウニナイヤ…


どうかもう一度だけ

謝りたかった。
ただ一緒にいたかっただけなのだと。
誤解なのだと。
でも姿を消してしまったね。
私はあなたに謝りたかっただけなのに。
拒絶して、私の前からいなくなった。
私はとても悲しいよ?
とても不愉快だったよ?
お願いだからもう一度会いたい。
もう一度だけで良い、会いたいよ。


今度は死んでも一緒にいようね。


あの笑顔に会わせて

いつからか泣き顔か虚ろな表情しか目にしなくなった。
そんな顔、似合わないよ。
声を掛けたくても、その勇気はない。
声を掛ける権利は、ない。
それでも笑顔が見たい。
晴れやかなあの笑顔がもう一度見たい。
それを奪ったのは誰だ。
心をズタズタにして、精神を病ませたのは誰だ。
ああ、こんなことになるとは思ってなかったんだ。
あの中に彼女がいたなんて知らなかったんだ。


唯一守りたかった笑顔を
再起不能なまでに壊したのは、
僕の裏の顔だったんだ。


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よーし書いたぞーー
最後2つはやっぱり狂気じみてるな