ナナカマド。漢字で書くと七竈。

バラ科の落葉高木。
夏には白い小さな花が咲く。
北海道や東北では鑑賞目的でよく植えられ、冬なお残る赤い実に雪が積もる光景が風物詩となっている。
秋の内の捕食を免れ冬にその姿が持ち越されるのは、実に毒性があり、またその毒が雪で凍ると抜ける性質を持つためである。
秋に見向きもしなかったヒヨドリが、雪の中でナナカマドの実をついばんでいたりするのはそれゆえ。

竈に7回入れても燃えずに残ることからこの名がついた。
炭にするには七日間竃で焼く必要があるからとの説も。
いずれにせよ相当固く燃えにくい。
そのため火災避けのご利益にあやかろうと神社でも植えられる。

割と前に撮りっぱにしてたものなので、雪どころか紅葉もしていません。


追記に刀剣日記