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ヒッチコックな日

今朝通勤途中で、ゴミ漁りをしていた鴉と目が合って、「何見てんだコルァ!?」ってな勢いで下から睨みつけられましたよ。しかも、首傾げて。コワいよ!!
あの鴉、絶対ぇヤンキーだよ!!
ともあれ、陽野は鳥類って何か苦手です。鴉とか近くで見ると意外に大きいし、あの脚とか駄目ですね。鷹とかは割りと好きな方ですが、やっぱりこう何考えてんのか解んない、若干感覚違いそうな感じが可愛いなあと思えません。
でも、お肉は一番チキンが好きです(ヲイ)。



『俺って大人げないなと自覚出来るうちはまだマシA』


「銀さん……いくら何でもこれはやりすぎなんじゃないですか?」
「いや、今は何でも明記しとかないと文句言われるから。曖昧表現とかオブラートに包んだ物言いとかも、事実と違うって叩かれるしね」
「って言うか、わざわざ狭いうちに連れて来るなんて馬鹿アルよ」
「仕方ないじゃん。これじゃ仕事出来ないんだしさ」
わやわやと騒がしい声で、土方はふと眠りから引きずり出された。まだ身体の感覚が他人のものであるような違和感が否めない。
――何で俺は万事屋にいるんだ……?
茫洋とした思考を手繰り、はっと思い出す。銀時がくれた差し入れを食べて以降の記憶がない。
――あの野郎……一服盛りやがったな!
一発殴ってやろうと気怠るい身体を奮い立たせて、土方は起き上がった。その瞬間、ジャラ……と耳障りな音に行く手を阻まれる。
「わんわんわんっ(何だこれ)!?」
首輪とそれに繋がる鎖が、土方の自由を大幅に制限していた。そして鎖は、多分万事屋の家具類で一番重いであろうソファーの脚に結わいつけられている。
けれど、目覚めたら突然繋がれていると言う異常事態よりも遥かに強く、土方は自分の口から出た音にぎょっとした。
犬の鳴き声――記憶が蘇る。
お遊びで猫耳をつけていた銀時が、数日間猫になっていた時のことを。
嫌な予感を振り払いたいがために、土方は自分の頭に手を伸ばした。そこには予想通り、あるはずのない三角耳がにょっきりと顔を覗かせている。思わず血の気が引いた。「土方君お目覚め?」
銀時の声が頭上から降ってくる。顔を上げると、ニヤニヤと実に楽しそうに笑う銀時の顔があった。その両隣には、どうするべきなのか困ったような顔の新八と、明らかに面白くなさそうな顔の神楽がいる。
――やられた……
どうやら銀時は自分にこれをつけるがために、わざわざ差し入れまで用意して睡眠薬を盛ったようだ。こんな悪戯をされる心当たりは残念ながらいくつか思いついてしまったが、まあ多分前回の大ゲンカのことが原因だろう。
――我ながら俺も大人気なかったしな……
聞かれないように小さく溜息をつき、土方は銀時の気がすむまで付き合う覚悟を決めた。仕事に支障を来たしてしまうが仕方がない。どうせ飽きっぽい銀時のことだ。2、3日で解放されるだろう。
「やっぱりね〜。土方君は犬耳似合うと思ったんだ。はい、お手してごらん」
「(誰がそこまで付き…合うかっ!! 恰好だけだよ、恰好だけ!!)」笑顔と共に差し出された銀時に手を、土方は思い切り叩いて怒鳴りつけた。
自分が猫耳をつけていた時は『ただのコスプレだよ』というポーズを貫いていたくせに、こちらにだけ動物としての習性を強いるのはフェアでないと思う。
――大体それを言うなら、俺に自分が主人であることを教え込まないと無理だろう……
犬たちだって愛想で芸をする訳ではあるまい。
そして多分それは銀時には不可能だと土方は思った。銀時は何より大事な存在ではあるが、自分の主人にはなりえない。己が頭を垂れるべき存在はただ一人だけだ。
威嚇の表情を浮かべると、案の定銀時のこめかみに怒りマークが現れた。「あ、そう……ふーん。そんなこと言ってくれちゃうんだ」
ぷいっとそっぽを向いて、銀時が宣言する。
「土方君今日晩御飯なしね」
「(………………っ!!)」
少しだけ後悔をしたが、自分のプライドを譲ることも土方には出来なかった。

――それにしても……相変わらずセンスねえな……
土方は自分の周りを囲っている手作りの犬小屋を見遣って諦め半分で溜息をついた。
段ボールを組んで作ったのだろうそれは、工作としては上々の出来栄えだったが、実際に使うと言う点から鑑みれば甚だ怪しい強度の代物だった。おまけにネームプレートには銀時の癖のある字で『トーシロー(狂犬注意)』と書いてある。
――全くガキの遊びもここまで来ると悪趣味だな……
自分への嫌がらせは全力投球の真剣勝負を辞さない銀時に、土方はほんの少しだけへこみそうになる。一時は本当に嫌われているのかと思ったが、どうもそうではないらしい。寧ろ、そうした悪戯が激しければ激しいほど、捻くれた好意を向けられているのだと最近理解した。当の本人はそんな土方の気持ちなど知らずに、呑気な顔をしてソファーに寝転がっていたが。
ページを捲る音に、珍しいこともあるものだと(今日はジャンプ発売日ではない)頭を持ち上げてみると、銀時が読んでいる本の背表紙が視界に入った。曰く、「飼い犬のしつけ方」。
「(……………………)」
思わず眉間に皺が寄ったのを自覚した。するとその気配が伝わったのか、銀時がこちらへ視線を投げかけてきた。
「これ、神楽が定春拾ってきた時に買ったんだけど、全然役に立たなくてさ。まさかこんな風に使う日が来ようとはね」
――コイツ噛みついてやろうか……
ニヤニヤと意地悪く笑う銀時に、土方はギリギリと煮えくり返りそうな腸を噛み締めた。
その時、新八が台所から鍋を抱えてやって来た。「夕飯出来ましたよ」
「わお、今日は豪勢アル!」
「中身野菜だけだから……そんなに喜ばれると心苦しいかも」
飛び上がって喜ぶ神楽に新八が苦笑した。そしてふと、銀時と土方の間に流れる険悪ムードに眉を寄せる。
「どうかしたんですか?」
「んにゃ、別に。わんこがただのニコチン切れだよ。全くこの前は禁煙してやるとか大見得切ってたけど、やっぱり無理みたいだね」
――禁煙するとは言ってねえよ……
心中で銀時の言葉を訂正するが、土方の声は誰にも届かないのであった。「まあ、土方さんくらいのヘビースモーカーになると、禁煙って難しいでしょうね。始終煙草くわえてますもん」
「でも、喫煙は幼児性が抜けてない証拠だって言うよね」
「って言うか、今の姿で煙草吸ったら鼻が曲がって死ぬアルよ」
ダラダラと話しながら鍋をつつき合う万事屋一行。その姿はさながら一つの家族団欒のようで、土方の中の郷愁を誘う。まだただの浪士であった頃の時代を思い出すが故に。
ふと、土方の腹が鳴った。


→続く

街中で

この暑いのに、キャラクターもののお面を被って歩いている少年(推定3歳)と会いました。
頭から汗ダラダラ流してるのに、外そうとしないその心意気は立派だなあと感心しながら見ていると、目が合って得意気にニヤリと笑われたので、陽野もニヤリと笑い返しました。
お母さんから「外しなさい!」とか注意されてましたが、頑として譲らなかった少年。きっとキミは将来すげぇー大人になるよ。



『俺って大人げないなと自覚出来るうちはまだマシ@』


話は銀さん猫耳事件より一週間ほど遡る――
「ねえねえ、土方君て禁煙とかしないの?」
煙草をくわえた瞬間、チョコパフェを食べていた銀時が不意に訊いて来た。意図が解らずに、土方は眉を寄せる。
「はあ? 何のために」「何のためって……ちゅうした時、土方君苦いもん」
「……俺はテメーが甘いのに堪えてるぞ。お前も糖分やめるなら考えてもいい。やって出来ねえことはないからな」
「何それ!? 銀さんから糖分取ったら何が残ると思ってんの!? っつーか、副流煙の被害を一番受けるのは俺……じゃなくてお腹の子供なんだよ!!」
「何既成事実を捏造してやがるんだコラ!! お前今時手を繋いだだけで子作り出来るとか思ってんのかよ!?」
軽口を叩くと、土方が真っ赤になってテーブルに拳を叩きつける。
「まあ、冗談はともかく。これでも銀さん真面目に心配してんだよ? 真選組鬼の副長が、死因肺ガンとかカッコ悪いじゃん」
「……………………」
そう言われると悪い気はしない。けれど煙草がないと仕事が差し支えるのは間違いなかったし、今までやめようと思うこともその機会がなかったのも事実だ。
――健康ねえ……
今まで大事だと思ったことも気にしたこともない。長生きしたいとも思わなかったし、実際こんな職業に就いている以上、長生きすることもないだろう。
けれど。
――まあ、死ねない理由は出来ちまったもんな……
苦笑にも似た吐息と共に紫煙を吐き出して、土方は短くなった煙草を灰皿に押し付けた。
「解ったよ。数減らせば少しはいいだろ」
「じゃあ、この際だからマヨもやめて……」
「絶対嫌だ」
言いかけた銀時をぴしゃりと封じるように、土方は確固たる口調でもってそう応じた。多分そう来るだろうという予測は正解だったようだ。
ムッとしたように銀時の眉が寄る。
「何でだよ!? デブになるぞ!! 今流行りのメタボだぞ!!」
「俺は初めてマヨネーズ食ってから今まで一度も欠かしたことがねえ。一日の量を減らしたこともねえ」
「じゃあ、禁煙するよか断マヨする方が無理ってこと!?」
「まあ、そうだな。寧ろマヨネーズのせいで死ぬなら本望だ」
――駄目だコイツ……駄目大人だよ……
真剣そのものの眼差しをしている土方に、銀時は溢れる涙を拭うことが出来なかった。
「じゃあさ、銀さんと煙草とマヨの中で人生において絶対に欠かせないものは?」
「マヨ」
即答した土方に、銀時は食べかけのパフェを投げつけた。柳眉を逆立てて席を立つ。
「そんなにマヨが大好きならいっそ結婚でもしやがれ!!」
結局、翌日土方が土下座をして謝るまで、銀時の怒りが治まることはなかった。

そして、時間は現在に戻る。
プライドの高い土方にしてみれば、土下座は決死の覚悟の謝罪だったかもしれないが、銀時にとって自分の存在が調味料以下であったことはそれでも賄えないほど忘れ難い屈辱だった。
「と言う訳で、じゃーん♪」
回りに誰もいないことを確認してから、銀時は懐からあるものを取り出した。
またもや総悟から借り受けた犬耳バージョンのカチューシャである。
「土方君で遊ぼう企画第二弾!! 銀さんを怒らせた罪は重いよ」
にやりと笑う銀時に、そんなものが進行していようなどとは露知らず、土方はいつも通りの一日を過ごしているのだった。
「土方君〜♪」
部屋を訪れると、土方はいつもと同じように机に向かっていた。山となった書類から視線だけを上げ、こちらの姿を確認する。
「おう」
「何? ジミー君からの報告書?」
「まあ、そんなところだ。もうすぐ終わるからそこで待ってろ」
言われて、銀時は入り口付近に腰を下ろす。一度近付いて座ったら、切っ先を向けられたせいだ。紙上の文字が視認出来るところへは、何人たりとて寄せ付けない。そんな仕事の忠実なところは、実に土方らしくて銀時は嫌いではない。
――って、そんなことを確認してどうするよ俺……
一人でノリツッコミをしながら待っていると、ようやく土方は手を止めた。机の上を整理して、こちらに向き直る。
「あれから体調は何ともないか?」
「あ、うん。別に変なとこないから大丈夫なんじゃないの?」
「そうか……それで、今日はどうしたんだ?」
「うん……その、この前のお礼も兼ねて差し入れを」
銀時が差し出した箱には、カップケーキが並んでいた。勿論手製のそれは味が土方用になっている。美味さは前もって保障済みなので、土方は躊躇わずに手を伸ばした。
「ん……美味い。悪かったな、わざわざ」
「今日のはマヨも特別に作ってみました〜」
「ふーん……何かいつもと違うと思ったら……」不意にぐらりと視界が揺れた。まるで脳天に直接打撃を喰らったかのような衝撃に似ている。一瞬にして意識の支配を根こそぎ誰かに奪われたように、土方は思考が溶けて行くのを感じた。閉じかけた視界の中で、やたらとクリアに銀時の笑みが見えた。
「グンナイ土方君★」



→続く

基本的に

陽野は一人の時割りと歩くのが早い方です(人込みを一刻も早く抜けるために進化しましたヨ)。最近夏休みであちこちからたくさんの人が来て、馴染みの駅をウロウロしてますが……みんな歩くの遅くね?
しかも、みんなカート引っ張ってるからね。邪魔なんだけど、それ。
右往左往する人って突然立ち止まったり、振り向いたりするので非常に危ないです。
陽野は馴れない場所では隅っこ歩くように心掛けてます(小心者)。迷子にもなりにくいしさ。


『女子の方が猥談の内容はえげつないD』



コンコンッ!
不意にドアをノックする音に、土方は振り向くこともなく返事をした。
「入っていいぞ」
「失礼します」
開いたドアの向こう側に立っていたのは、桂だった。
「先生、6時間目始まってますが」
いかに奇妙な言動が多いとは言え、桂は3Zの学級委員長である。いつも時間に正確な担任がやって来ないので、様子を見に来たのだろう。パソコンから視線を上げずに、土方は謝罪する。
「そうか……悪かったな。急ぎの仕事を頼まれちまって、時間すっかり忘れてたぜ」
「……はあ」
「悪いが、6時間目自習にしといてくれないか」「解りました。あ、それと……」
一度準備室を出て行きかけて、桂はふと思い出したように踵を返した。
「先生は銀時がどこに行ったかご存じないですか?」
「坂田……?どうかしたのか?」
「いえ……具合が悪いと言って出て行ったのですが、保健室にいなくて。鞄はあるので、帰宅はしてないと思いますが」
「はあ……しょうがないやつだな。解った。これが終わったら、俺の方でも探してみるから」
「お願いします」
今度こそ準備室を出て行く桂を見送って、完全にその気配が遠ざかったのを確認してから、土方は立ち上がって内側からドアの鍵をガチャンとかけた。そして口端に薄い笑みを浮かべる。
さしもの桂も、衝立の向こう側に気絶した銀時が眠っているとは気付かなかったようだ。
これで帰りのSHRまでは延長で時間が稼げる。くつりと声を殺した笑いでネクタイを解くと、土方は衝立の奥で眠る銀時を優しく起こした。
「ん……?」
「さて、銀時……第2ラウンドと行こうか」



以上、完。

スられますよ!?

先日久し振りに早出の電車に乗った時のこと。
その日は雨の影響もあって電車が遅れてまして、やって来たやつも満員の鮨詰め。それでも何とか乗り込んだのですが、いやまあ無理だろと思うくらい後からも乗って来る訳ですよ。
当然陽野は5分で気分悪くなりましたが、それよりも。
前にはこれ以上詰めたら折れるんじゃね?ってな感じのおじいちゃん二人が乗ってた訳です。
しかも一人は胸ポケットに万札数枚突っ込んでて、もう一人は通帳2冊を尻ポケットに突っ込んでました。
おじいちゃああん!!


『女子の方が猥談の内容はえげつないC』



今回裏シーンですので18歳以上で「私は大丈夫!寧ろどんどん来いよ」って方だけどーぞ。












「……センセー……」
切羽詰まったような何かを堪えているような、声と表情の銀時に、現状を察知した土方は、ますます悪辣な笑みでもって彼を追い詰める。
「何だ」
「これから……どうすんの?こんなじゃ、足りない……よぉ」
「さてな……何ならコイツでも突っ込んでみるか?抉れそうでそれだけでイッちまうかもな」
取り上げたのは、授業で使う大きなサイズのコンパスだ。
途端にだらしなく脱力した顔を真っ青にしてブンブンと頭を振る銀時に、なおも最大級の自制心で己の欲望を押し止どめながら、土方は放つための方法を教えてやる。
「銀時、今お前が触ってるとこよりもう少し奥だ。腹側の方に小さなしこりがあるから、それ押してみろ」
「……ん……」
「上手にイケたら乗っかっていいぞ」
まだ完全に後ろの快感だけでは満足出来ない銀時に、及第点を設けてやる。動きにくいのか僅かに腰を持ち上げて指を進める痴態に煽られ、音を立てないように気をつけながら唾を飲んだ。
銀時は放ちたい一心で懸命に示された箇所を探る。やがて目当てのものを見つけた指先で軽く引っ掻くように刺激してみた。途端、ズクンと下肢に宿っていた熱の塊がのたうつような激しい波が襲って来る。
「うあああっ!ひ、あ……やああっ、ん……何、これっ!?」
もとより体液でぐしゃぐしゃになっていた脚が、さらにこぼれた愛液で汚された。けれど、もう上昇を始めた身体は止まらない。
「はは……すげぇーなオイ。オンナでもそんなに濡れねえぞ」
「も……無理っ!ひ……んっ!でちゃ……イッちゃうよぉっ!!」
「イけよ。俺に眺められながらイッちまえ」
凶暴な熱につき動かされて、最後の砦の羞恥が瓦解する。銀時は大きく身体を痙攣させてのけ反ると、有りっ丈の白濁を床にばら蒔いた。
「は……っ、ぁう……」「イイ子だ」
激しく乱れた呼吸を整えようと肩を上下しているものの、くたりとしゃがみ込んだままの銀時を軽々と抱え上げて、土方は自分の膝に乗せる。そこには待ち侘びた屹立がそそり立っていて、銀時はごくりと唾を飲む。
「挿れて、いい……?」「ああ」
僅かに腰をずらして赤く熟れた入口を指で広げると、銀時は土方を飲み込んだ。
「ふあああっ……っく、あ……んんっ」
「く……っ、は……」
達したばかりの敏感な粘膜を擦りあげられて銀時は絶叫する。熱い楔に中を焼かれるようで、無意識に身体が締め付けた。あまりの快楽の激しさにギュウ、と土方にしがみつく。
けれど、
「うあっ、や……センセー!んんっ、あっ、ああっ!!」
「ホラよ、ご褒美だ!」手を差し延べるどころか逆に突き落とすかのように、土方は銀時の細い腰を押さえつけて下から激しく突き上げた。二人分の体重を受けて椅子が軋んだ悲鳴を上げるのも構わずに、先程銀時が探し当てた悦楽の泉を寸分違わず貫く。
「ひああっ!や、待って……とおしろっ、あああっ!は……っう!」
「すげぇー締まる、っふ……融けてて熱いし、最高だな」
「そこ……駄目っ、やああっ!おかしく、なるから……ぁぁぁぁっ」
「駄目じゃなくてもっとだろ?こっちもまたガチガチになってるぜ?」
再び勃ち上がっていた屹立を扱かれて、銀時は前後からの堪らない刺激に弱々しく頭を振った。いつの間にか腰はねだるように大きく揺れ、一度冷静になりかけた思考がまたもや霧散していく。
それでも、
「とおしろ……っ、とおしろぉっ」
「銀時……好きだぜ」
名前を呼べば、優しく抱き締めてくれる力強い腕に安堵して全てを預けた。声すら奪って自分のものにするかのように、深く何度も角度を変えて口唇が重ねられる。
「ふぅ……ん、む……っんんっう」
「く……っ、出すぞ」
「あああああっ!!」
その度に柔らかく絡み付く内襞に搾取されるように、土方は限界に達した欲望を吐き出した。
一拍遅れて二度目の絶頂を迎えた銀時も押し出されるように射精して、そのままふつりと白く途切れた意識を手放した。



→続く

初めて

昨日映画のCMで『シンケンジャー』を観たのですが、彼らは馬に乗るんですね(大爆笑)!しかも、レッドは主人公らしく白馬だった。
ウチのチビはまだビビりなので、こう言う戦隊シリーズは見られないのですが、いつか一緒に見られる日を楽しみにしてます。
しかし、チビの世界にまでサムライブームが来ているのは、何とも嬉しい限りです。
そう言えば、最近の戦隊シリーズって5人だけじゃなくて、金とか銀とかいるのが普通なんですかね?何かそれだとレッド立場ないよなーとか思う陽野なのでした。


『女子の方が猥談の内容はえげつないB』



今回裏シーンですので18歳以上で「私は大丈夫!寧ろどんどん来いよ」って方だけどーぞ。












「うん」
言われるままに土方の膝を降りて、銀時は座ったままの彼の脚の間にしゃがみ込む。
ベルトを外して前を寛げると、既に勃ち上がっている土方の屹立を大きく開けた口の中に導いた。「あむ……っ、ん、じゅ…………は、ん」
口唇を引き結んだまま舌を添わせて上下する。唾液を塗り込むように丹念にしゃぶりながら、指で刺激するのも忘れない。はふはふと呼吸を詰まらせながらも懸命に奉仕していると、土方の大きな手がそっと髪を撫でてくれた。
「銀時、もっと舌使え。息つめて落ちるぞ」
「は、い……んむ、ぅ……ちゅ」
含んだままもごもごと舌を動かすと、土方がぴくりと反応してくれる。微かにこぼれた切ない吐息だけで、たちまちじゅると唾液が溢れて来て銀時は疼く身体を堪えて柔く牙を立てた。
「は……口の中トロトロに濡れたな。お前咥えるだけでも感じるのか?」揶揄うように土方の爪先がぐい、と銀時の中心を刺激する。
「ふあ……っ、や……」思わず口を放すと、土方の双眸がスッと細められる。叱責が飛ぶ前に、銀時は慌てて口淫を再開した。キスするように優しく、ねだるように強く。土方の好きな上目遣いで彼の欲情を煽りながら、早く触れて貰えるように高めて行く。
理性と共に身体は蕩けて、甘くしびれて土方を欲して疼いていた。けれど、自分から求めればはしたないと眉を顰められるだろうし、何よりそんなことは恥ずかしくて口に出来ない。誘い方は慣れても、行為の口火を切るのはまだ銀時には無理だ。
「銀時、上手になったな。自分で練習したか?」見兼ねたように土方は悪戯を辞めてくれたが、口撃は改めるつもりはないらしい。
「ん……ぅ、は……ちゅ、っむ……アイスとかで、たまに……」
「くく……本当にお前は我慢が効かない。熱いな。もう限界か?」
こくこくと頷く。
土方の長い指が口端からこぼれた唾液を掬い取ってペロリと舌先で嘗めた。掌で優しく頭に触れられて、奉仕の停止に銀時は顔を上げる。
むずがる身体で懸命に立ち上がろうとして、
「待った」
「ふぇ……?」
「まだ今日はどこも触ってやってないからな……そのまま自分でほぐして突っ込めよ」
「そんなこと、無理……だよ」
銀時は自分で後ろに触れたことがない。処理する時だって前だけで事足りるし、何よりよく見えないから怖くて触れられないのだ。
「いつも俺がやってるみたくやりゃいいんだよ。お前の身体なら、後は自然に動く」
「やだ……恥ずかしい」「別にいいぜ?その代わり今日は俺からは突っ込んでやらねえ。欲しいなら自分でやれ」
俺を疑った罰だ、と嘯いて意地の悪い笑みを浮かべる土方に、銀時は泣き出しそうな表情になる。土方によって史上の快楽を教え込まされた身体は、自分の意思では我慢が効かない。一度熱が燻り始めれば、火がつくまで間はなく、それは容易く全身に回る。
「……銀時。自分でしてみせろよ。お前の淫乱なとこ見たいんだ」
乞われるように命じられれば、自然と身体は動いていた。その場に座り込み、ズボンと下着を脱いで脚を大きく開く。
自分の唾液で濡れた手でトロトロと先走りを溢れさせる屹立を掴み、ゆっくり擦り立てる。待ち侘びた刺激に先端はたちまち濃い蜜をこぼした。
「ふあ……う、んっ……ひああっ」
「ひくついて欲しがってんな……すげぇーいやらしい。そのまま指を入れてみろよ」
「は、い……」
言われるままに銀時は自分の後孔に指を這わせる。散々馴らされた入口は何をせずとも柔らかく、土方の言う通りに飲み込むものを求めて微かに収縮していた。それでも土方を受け入れるには到底及ばない。恐る恐る縁に触れると奥深い箇所が痒いような気持ち悪いような小さな電流が走った。思い切って中指を差し入れる。つぷ、という微かな抵抗と共にあっさりと指は招き入れられた。
「んん……っ、あ」
「そう。そのままいいところを探してみろ」
熱く濡れた粘膜は指に絡み付いて搾り取ろうとするようにキュッ、キュッと不規則に締まる。銀時はそろそろと内側を撫で上げながら、襞の一つ一つを伸ばすようにして己の快感の泉を探った。
「やあ……っ、ん、ふうあっああっぅ、は……」次第に眼差しがとろんと焦点を失い、重苦しい水音が準備室の中に響いているのを銀時は他人事のように聞いていた。今まで自分で処理していた時とは比べ物にならないほど強烈な快感の波が断続的に身体を苛んで、もっともっとと貪欲に指を動かしてしまう。前を上下するのと同時に奥を攻めると、無意識のうちに腰が揺れた。
始めの恐怖や土方が見ている現状すら、今の銀時にとっては衝動を掻き立てる要素でしかない。
気付けば指は3本差し込まれ、奔放な動きで着実に絶頂に追い上げて行く。けれど決定的な刺激にはならない己の指に、銀時は物足りなさを感じ始めた。



→続く
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