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進路の話





・集団行動の困難さ
・価値観が変わるきっかけ




NHKの土曜ドラマ「みかづき」を見ていると
塾に一時期通っていた時を思い出した。


・蛍光灯が点滅、まぶしい、
ゴーゴーと鳴る空調の音、黒板に書く際にチョークの粉が舞う様子、
チョークが擦れる音、周りの生徒のシャーペンの芯を出す音、椅子を引く音、紙をめくる音…
教室独特のにおいもあり、とにかく高い音が多くてとにかく耳についてうるさい

・日によって講師の機嫌が良い悪いの波を感じとるから、周りの人が気づいていないところで
「本人無自覚だけどイライラのトゲを飛ばしてる…疲れる」
「今日はやたら機嫌が良いのか声のトーンが高くて耳につくし、生徒に絡む回数が多くて怠い…」

・周りの生徒の感情の波も激しい、それが合わさって襲ってくるからカオス。




もうそればかりに気をとられてた…

家で居場所を感じられなくて、
学校では情報量が多くて疲れて
塾にいっても疲れて。



ストレスがコップから溢れた?
小学5年生のときからあった離人症の症状が悪化、同時に鬱まっしぐらで不登校になった頃かな。


辞めるとき、母と一緒に
塾長さんへ挨拶に伺った。


塾長「本当に辞めてしまうの?」
私「はい…すみません」
塾長「んー、そうか。」

塾長「(母に向かって)
最近模試の点数が全体的に上がってきて成果が出てきてたんですけどね。」
私(え、そうなの。知らなかったわ)

塾長「継続できれば進学校も視野に入れられそうなのですが…頑張っていたので残念です。」
私(うぇー、やりきりたかった…)




元々家で予習復習をする習慣があまりなかったのもある。
だから、塾へ通い始めて成果が出たと聞いたときはうれしかった。

それでも3才の頃から日中の刺激による頭痛と疲労感で、帰宅後は横になって休まざるを得ないから家庭学習時間を取れない。

歳の離れたイトコのお姉さんお兄さん達が近所に住んでいて、毎晩夜遅くまで勉強して進学校へ行ったから
本当はそんな風に勉強に打ち込む生活をしてみたかった。


単純に地頭が良くないからなのか、
自分に合った勉強方法が分からなくて苦手意識からやらなかったのもあるけど

それでもやってみたくて。
ただ、この疲弊しやすい体で死ぬ気でやったとしても
「進学校へ行けるかどうかな偏差値」
「進学できても継続できるのか?」
進学校だろうとなかろとうと、かなり難しい問題で先が見えない選択だということは確実だった。



私が全日制高校を卒業できたのは
・学校がすぐ近くで通学時間を最低限に減らせていたから
・勉強に重きを置いていなかったから
だと思ってる。

「そのまま卒業できたら上等!」
のユルさのおかげ。



専門学校を卒業できなかった理由は
・電車移動も含めて片道1時間
・人通り、車通りの多い賑やかな場所に学校があった

疲弊しやすく過敏さを増幅させる環境だったから。


その時は感覚過敏という言葉も知らず、何がしんどいかも表現できなかったから「無理するしかなかい」と思っていたな。

まあ、今も「やるしかないもの」と無理しすぎて潰れやすいから変えていかないといけない




話を戻して、
偏差値の高い学校で授業を受け、周りに囲まれたらそれはそれでプレッシャーに押しつぶされたかもしれない。

それでも周りに揉まれたかった。
難易度の高い勉強をこなす楽しさはどんなだろうと想像していたから、やれるところまで勉強したかった


でも、色んなものが重なって
「頑張る」「頑張れ」が大嫌いになり
燃え尽き症候群のようになって全部放棄。


そのまま上がった高校では家庭環境が不安定な人も多かった。親から離れたい人がクラスに結構な割合でいたから
「やりたいことをやる行動力のある人」
「自分で決める自立心のある人」
が多かったように思う。


そこで受け身だったり、
「しなきゃいけない」
「やらなきゃいけない」
「大学へ行かないと人でなし」
だけの凝り固まった価値観が解けたのがよかったな。

土台はなかなか変わってないけど;;





塾でひたすら詰め込み(笑)の努力が
成績につながってきた頃に辞めた。

思春期でかなり刺激に過敏だったんだろうな〜
と今なら思う。



大抵の建物では肩こり頭痛と疲れるから
個別指導塾でもしんどかっただろうな。

個人宅で指導してくれる塾は家のにおいが強くて長時間いるのは辛かった。
(におい自体が悪いものではないけど、私にとっては不要な刺激)


自覚はあったけど、つい最近出会ったカウンセラーの先生にも「化学物質にも過敏だ」と言われたな。

家庭教師は相性が合わないとしんどかっただろうし…



これに関しては、
何が正しいのか分からないや。


でも、全部経験してよかったんだろうな
なってみないと苦しみや辛さは分からないから
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