箱庭の月

他人の事は気になる癖に
他人の事情はどうでもいい

楽しいのに楽しくない
心の底に響かない届かない

どうしちゃったの私は

痛みで疲労を誤魔化して
痛みで行き場のない感情を紛らわした

でもどうしたって疲れる
歩くのも座るのもしゃべるのも
疲れてるかイライラするかどーでもいいか

今まではまだ大丈夫って
言い聞かせてたのが
ここ数日前からは
誰か助けてに変わった

しんどい。しんどい。しんどい。

どうにかなりそう。
疲れた。自分に。

立っているのもやっとで、
歩いていると膝に力が入らず、
深呼吸しても息苦しくて。

何度もあったこんな日。
今日もがんばる。

私が悪いんだろうか。
悪いんだろうな。
嫌な人間でごめんなさい。

ある側面から見れば
誰かが悪くて
反対から見れば
自分勝手なんだ

世の中なんてそんなもんか

体がすんと怠くなる。
眠気を纏わせたように緩慢になる瞬きと、
少しの頭痛を含んだ頭が、
更に気分を下げていく。

まるで私と世界のスピードが違うかのように
映像の中に佇むリアルのように
私はぽつりとしている。