日記

だんだん落ち着いてきた仕事
昨日仕事して今日も休み、明日からまた仕事仕事かもだが…

そんな今日の目覚めの小鳥のさえずりは、ドメスティックバイオレンスの雄叫びだった。

惰眠をむしゃむしゃ貪っていると、外からけたたましいクラクションが。飛び起きた俺がベッドから外を見ると、ここはカリフォルニアかと見紛うオープンカーに乗った金髪の薄着の外国人美女。
うちの隣の隣は小さな事務所だが、そこから黒人男性を連れ立って社長（日本人男性）が出てきた。
俺からは死角になる場所で英語で口論している。寝ぼけた俺にも嘘つきだの私の娘だのと、かなり金髪ネーチャンが白熱しているのがわかる。

死角から出てきた彼らの様子もあり。なんとなく社長と金髪が夫婦か恋人又は元夫婦か恋人なんかなとは思うんだが、なぜか社長は金髪をなだめているだけだし、黒人さんが暴れる金髪をかなりがっつり取り押さえているので、こいつらの正しい関係性がわからない。
普通いくら暴れるといっても女の人を本気で押さえ込むなんて、もしかしたら黒人さんと金髪は親しい仲？全然会話はないが…よくわからん…
と考えているうちに俺の頭も醒めてくる、もうすんげデカい声だから無視出来んのだ…いや、ちょっとはデバガメしたい気持ちもあったがな。

結局社長がポリ公を呼んでいる間に金髪逃げる。
ポリ公15〜20分後に到着、おせー。しかも何故か３台も来る、おおい。使えねーな。

すっかり目が覚めうんこして歯を磨いていたが、５〜６人のポリ公に事情を説明している社長の声が聞こえる。

事のあらましはこうだ。
社長は前の女房との間に17の息子がいる、今の女房にはその息子にはもう会わないでくれと云われて10年過ごしたが、息子はスペインに居るがもう17でインターネットを介して交流を持てる程成長し、今まで息子を顧みなかった自分とメールをしてくれるようになったのが嬉しくて、今の家族には悪いが連絡を取り合っていたそうだ。
それを勝手にパソコンを開いてメールを見た女房にバレてしまい、情緒不安定になった女房からＤＶを受けるようになったらしい。

女房は勿論先ほどの金髪のチャンネーだが、とにかく凶暴で殴る蹴る催涙スプレーは使うわ、会社にまで乗り込むわで危険を感じた社長は自分とひいては会社のためにボディガードを雇ったそうだ。

……黒人さんボディガードだったのか！最近よく社長と一緒にぷらぷらこの辺にいると思った…なんか仕事してる感じしねーってか普通のデスクワークな感じしなかったんだよな…。

どうでもいいが、俺図らずも他人の込み入った事情知りすぎたな。と微妙な気分になった。

気分転換にパーマが未だにとれずワイルドに伸びまくったライオンヘッドをバッツリ切ってきた。襟足張り付いてクソ邪魔だったんだ、なんか一個に結うのもめんどいしな。

もう５ヶ月放置したせいで切ったらきれいさっぱりストレートになってた。だからパーマまたかけたが前切った時より短い、明日会社でまたプードル云われる気がする。

あたまかるい

２連休…
忙しい日々にぽっかり２連休だと、本当に休んでいいのかガッペ不安になるのだが、俺は本当に今日休みで良いのか？

休みにやることと言えば。
寝る
宇宙ドキュメンタリー観る
ＭＴＶ観る
喰う
うんこ

位しか思い付かん。


残念ながら今日は宇宙ドキュメンタリーはやっていなかった為、なんだか締まりがない感じである。
それというのも、仕事以外で頭を使う時間が現在絶賛宇宙の神秘について考えることしかないからだ。
137億年前の宇宙誕生、星の衝突で生じた高温が元素を順番に作っていく、46億年前の地球誕生、原始地球に衝突した惑星によって出来た月とか、時空間について。

数年前のある日観た流星群から始まった俺の宇宙へのパッションは、現在少し前には触れることのなかったニュートンやらの科学雑誌を立ち読みしたりする位に進化した。

つくづく、学生の頃こうならさぞかし勉強しただろうと思わせる。
天体は子供のころからぼちぼち好きだったけどな、どうせ星座と神話が好きなだけだったし、何よりアホの子だったから理解できなかったんだよな。

姉の家の近くに、例のイト○ワの砂を持ち返ったアレがある。
いいなあ、俺も宇宙を研究してーなー学がないけど。
毎日対称的に首を下げて微生物をちまちま眺めているから、空を仰ぐことに憧れているのかも知れない。と今少し思う。

今日は休日。

しばらく仕事仕事でもうなんかわけわからん。休みだった日にも何度か出勤せざるをえず。まじでさっさとこの仕事終わらないかなとうんざり気味。しかし上司はもっと酷い目にあっているし、もっと上はもっと酷い目にあっているし、そのもっと上は何もやんねーしチンカスだし、ちょっとズレたが要するに会社全体がてんやわんやしている。あーあ、あいつマジハゲねーかな。


そうこうしている内にすっかり夏らしくなり…ばるさんさんを焚くにはヤるなら今しかねーという事で。あいつが出てくるかも知れん夏の始めにはばるさんさんを焚くのである。

ばるさんさんを焚くと必然的に普段やらない位に一度に掃除せねばならない。
ばるさんさんの後シーツを洗い、布団を干し、マット干し、姪が自分の趣味でくれたネズミの国の宇宙人の女の子バージョン（エンジェルと云うらしい）と姉の趣味でくれた手足の生えた豆腐のぬいぐるみを干し、ベッドを解体して、部屋中を雑巾がけして、部屋の絨毯の上に敷いた緩衝材を解体して洗い、掃除機をかけ、布団やマットにも裏表掃除機をかけ、全てを戻し…
しかし、本棚周辺は気力が足りなかった為放置、故に約80パーセントしか大掃除していないが。
正直全然掃除をしないと言っていい俺的にはかなり綺麗にした訳だ。

姉の趣味の手足の生えた豆腐は見ている内に、何だか腰に乗せて背を伸ばすのに丁度良さそうな形状をしているなあと気付く。
そういえばこれ電気でブルブルするやつだからマッサージにと言ってくれたやつだった。この所の疲労を今夜癒やして頂こうと思う。
…ちなみに姉の家の客間は手足の生えた豆腐だらけである。


しかし、今日はクソみたいに暑かったな。
ばるさんさんを焚いている間、食い入るように宇宙のドキュメンタリー番組を観ていた為に珍しく眼鏡をかけていたが、そのまま眼鏡をかけて掃除を始めると下を向くだけで汗が眼鏡にも滴り落ち非常にうざったかった。

尚、宇宙の神秘なんぞを語りだしたらきっとみんな気持ち悪がると思うので控える（今まで全然感心された事がないんだぜ）。

そして汗だくになって浴びたシャワーの後、とりあえずどうでもいいＴシャツと穴のあいたパンツに着替えたが、それもやはり姉が年始に福袋から押し付けてきた手足の生えた豆腐のＴシャツであったという。