あーーー
ほんとなんで

同じこと繰り返してんだろ。

好きなのはTくん。
何度も何度も頭で言い聞かせてるのに

コージーさんに優しくされるたび、
「カナ助ぇー」

ってその低い声で呼ばれるたび


胸がぎゅってなる。


ねぇ、、
嘘でも恋人ごっこなんか
しなきゃよかったよね。


沢山傷つけてごめんなさい。
ワガママでごめんなさい。


花火の日、あたしたちは他人のことに
ならなきゃならなくて。


この短期間で起こったことは
あたしたちしかしらない。


この短期間でお互いのこと
沢山知って、、


誰にもバレないように2人で会ったり
朝まで電話したり……


あたしの過去も、弱いところも
コージーさんなら安心して全部話せて



「カナ助なら大丈夫やから」

頑張れよ。花火。


って切なそうに笑わないで。


「花火終わったらさ…
もう連絡すんのも、やめよ」


俺らはここまで。
俺を保険扱いすんなよ?
あいつがあかんかったから、俺で…

みたいなさ、、
俺、そういうの嫌やからさ


って、何も言い返せなくて、
涙しか出なくて。


全部図星だったから。
あたしは、去年と全く同じことを

してしまってる。
何も成長出来てない…

ワガママで理不尽なまんま


どっちも、好き。


『ごめんなさい…』
「カナ助……俺、カナ助のこと…すき…

ほんまに短い間やったし
カナ助があいつのこと好きなの
耳にタコができるほど聞いてきたし

最初は応援するつもりやった。

やけどさ…
何か何時の間にか止められへんかった。

俺の中でJKは特別やったよ。
話せただけでもすげぇーと思ってた。

でも

今はJKとか関係なしに
カナ助が隣おるだけで安心する。」



何かあたしぽかーーんでした。



ワガママですみません
ごめんなさい。



『コージーさん……








すき…』











終わらせたくない……でも、



終わっちゃう。