*恋人前提の話です(雲雀×ケイ、燈×バジル)

 

 

 

 

 


いつものように応接室に入れば恭と燈がいた
やはり燈は寝ていて、恭はデスクワークをしていた


「Buon Natale key(メリー・クリスマス、ケイ)」

「Buon Natale kyo(メリー・クリスマス、恭)…って、え?恭…どうしてイタリア語を?」


貴方、イタリア語喋れたの?


「今日ぐらい良いんじゃない?」

「えぇ…それは構わないのだけど」


むくっ…

いきなり上半身起こした燈


「はよ…」

「おはよう、燈」


「帰る…」

「え?」

「バジル…待ってる、からな」

「そう、行ってらっしゃい」


表情は前髪で分からなかったが口元は少し吊り上がっていた、こう見えても燈とバジルはバカップルだ、それもこちらが見ていて恥ずかしくなってくるほどの。
今日はクリスマス、二人で過ごす約束をしているのだろう…


パタン...と扉が閉まると恭はソファに座っている私の方へ来て自分の膝の上に私を乗せる


「恭…?」


首だけを恭の方へ向ければ頬にキスされた、そのまま抱きしめられる


「…Io L'amo il mondo è più più」


―――訂正、燈達だけではない、私達もバカップルだ。


「Io L'amo mondo di più, anche」

 

(僕は君を世界一愛してるよ)
(私も貴方を世界一愛してるわ)

 




クリスマスのバカップル。




 

(今夜、会社のクリスマスパーティだからもう行かなくちゃ…)
(離さないよ、ケイ)
(え…私、曲りなりにも会社の社長だから…行かないといけない義務があるのよ?)
(嫌。)

 

(どうしましょ…)

 

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甘い…吐血しそう…←

それにしても雲雀さんは独占欲?強いですねー