ポケモン話




昨日の不遇神子の話に少し関連しますが、ポケモンで一番危険な目にあった主人公は初代だと思います。
敵対組織がガチマフィアって笑えない。
ガラガラの一件を見る限り殺生にも躊躇いがないようだし、かなり危ない奴らだったことは間違いない。
R団以外の組織は自分の信じる正義がぐらつくと脆い一面もあったので、大手を振って“悪”を自称する集団は脅威だと思います。
チャンピオンやライバルとの共闘も全くなかったから、余計に“たった一人で立ち向かった”感がある。
そりゃあ子供が警察手こずらせてたマフィア集団を一人で潰したら伝説にもなるよね、って話です。
そう考えるとグリーンは結構お利巧でしたね。
俺様な性格でチャンピオンになれるほどの実力があれば普通首突っ込んできそうなものだけど。


精神的につらそうなのはBW主ですね。
なんかこう…外堀から埋められていく感が当人にとってみればすごい苦痛だったんじゃないかな、と予想。
金銀における初代主とかBW2におけるBW主みたく“やったこと”に対してみんなが讃えてくれるのならそれはアリかもだけど、まだ何もしてない子に対して英雄だの選ばれただの“立場”ばかり押し付けていると、その子はもう“やるしかない”訳で…
BWのプラズマ団関連の騒動(要は殿堂入り前のストーリー)になんとなく“やらされてる感”がつきまとったのは多分そのせい。
プレーヤーにしてみれば『神話になぞらえた二人の英雄対決!』みたいな展開は熱いけど、年月掛けて英雄たるべく育てられたNはともかく、旅の道中でいきなり「君は選ばれた」な主人公はすんなり受け入れられたのか甚だ疑問です。
ポケモン解放を謳って倫理的な面から人心に揺さぶりも掛けてる分、プラズマ団を相手にするのはキツイよなぁ。
ゲーチスマジあざとい。