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実は最近こんなのばっかり



妄想してます。
3Z土方。
見たくない人はばっく←

































恋人になっても
あたしの態度は変わらない

悪くなる一方だ。




「今日部活ねェ」

「…へー」

「…、帰んぞ」

「なんでよ…あたし図書室に用事ある」

「…じゃあ付き合う」

「イヤ。」

「・・・・・・」

「・・・・・・」



膠着状態になる。
どうしても素直に言えない。
そして、理解されたくない。
あたしはあたしだから。
自分を蔭らせたくない。



「…も、行くから」

「…っ…」


すり抜けようとしたら、肩を掴まれた。


「…なに?」

返事は無い。


「……。
十四郎さ、あたしに自分で理解しろって言ったよね?
あたしも同じこと返すよ」

「!?」

「言葉にするのもされるのも、大嫌いなの。
だから、陳腐なセリフは吐かないで。繋ぎ留めたいなら、尚更。
十四郎が近付けば近付くほど、あたしは離れてくよ」

「・・・」


好きよ。
大好き。
でもね



「優しくされたら、怖いよ…十四郎」


容易く壊れてしまうかも知れない。
そう思ったら苦しくて…辛い。



「…ばいばい、またね」

「! おいっ!」


あたしは駆け出す。
図書室には行かない。
屋上にも行かない。
裏庭の、あたしだけのスポット…そこは、大好きな猫がたくさんいる。



「あたしは気紛れだから」


中身は人じゃなくて猫かも。















十四郎が好き。
でも、付き合い始めたら、怖くなった。
この幸せを失った時、本当にまた誰かと出会うのだろうか?


あたしは、彼じゃなきゃイヤだ。
そう感じたら、凄く…怖い。彼に捨てられないか、いつも怖がってる。
あたしをイヤになって捨てるくらいなら、あたしが彼を捨てる方が良い。
いつもその気持ちが心にある。

大好きなのに、こんなことばかり思って…



















にゃあ

にゃー?

「…よしよし」


残しちゃったパンを差し出せば、嬉しそうにやってくる。



「おいしい?
あたしはイマイチだったけど」


…可愛い。良いなぁ。




「素直になんて、今更なれないよ…」


怖い。
怖いよ。
好きになるほど、先が怖い。



「十四郎…!!」




自分を吐き出せないの。






続く?
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