転生現パロ・藍色のヒロインちゃんとかどうだろう。
一年生が高校2年生であとはそのまま上がるだけ(六年生は大学4年生)
でもヒロインちゃんだけなぜか高校2年生。(本来ならば大学3年生のはずなのに)
あとは皆は前世の記憶持ちなのにヒロインちゃんは全く覚えてない。え、なに、なんでこのイケメンさんわたしに話しかけてきたの?状態。

忍たまの皆も高校入学時に見つけたはいいけど年下だし本人なの?他人の空似じゃない?と疑心暗鬼になったりして。
しかも、前世の記憶がないことでさらに皆に追い打ちをかけるヒロインちゃん。まあ、ヒロインちゃんは何も覚えてないから、全く気付かないんですけど。
とりあえず一番嬉しいのが一年生。よっしゃ、先輩たちと同じ土俵だもんね!!みたいな。
逆に一番悔しがっているのは五年生。えええ、今度こそ一番仲良くなれると思ったのに!後輩って…しかも高校生とか…!みたいに思ってるんじゃないかな。
六年生は可愛い後輩がさらに可愛くなったーっ!とかもうキャラ崩壊してると思う。主に立花とかね。

性格や仕草はやっぱり室町のまま。少し幼くなったくらい。
クラスはどうしようかな…やっぱり一はが動かしやすいかな…うん。




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「なまえー!今日放課後ひまー?」

((((よく誘った団蔵!!))))

「ううん、特に予定はないけれど、どうしたの?」

「土井先生に課題出されたはいいんだけど、全くわかんなくてさあー…よかったら教えてくれねえかなー…なんて。」

「そんな、わたしで良ければ手伝うよ?」

「なまえーっ!だいすきだ!」

「もう、調子いいんだから。ありがとう、団蔵。わたしもだいすきよ。」


この後は一はのすきすきコールですとも、ええ。
そんな姿を見てキリキリするのが五年生。
共学ェ…!ギリッ
こんなんだといい。


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「伊助?庄ちゃん?見回り、お疲れさまです。」

「なまえちゃーんー…うん、ホントこの子って癒やし…!」

わたしが教室にいくと二人で何やら記録していて。ああ、そういえば、今日は寮監査の日だっけ…っと思い出す。わたしは実家通いだから関係ないんだけど、確か、ほとんど皆が寮暮らしだったっけ。
声をかけた途端にかかる締めつけに、抱きしめられたんだな、と他人事のように考える。まあ、このくらいのスキンシップには慣れたものです。

「…?伊助が珍しいね。なにかあった?」

「っなまえちゃ…!うん、もうさ、皆の、寮が酷くて、酷くて…!」

うわあああん、と泣きつく伊助に背中をさする。
わたしは苦笑いしながらも庄ちゃんに説明を求める。


「乱太郎たちの部屋は基本的に綺麗なんだけど乱太郎の不運で所々散らかってて、喜三太たちの部屋は案の定なめくじの足跡だらけ、兵太夫たちの部屋は至る所に工具やら設計図やら置いてあるし…特に団蔵と虎若の部屋が酷くてね。本当に"汚い"んだよ。」

「うわあ…庄ちゃんもお疲れさまだね。伊助も頑張ったね、じゃあ明日団蔵たちの部屋を掃除するの?」

「そうだね、他の皆は各自でどうにかなる範囲だし、掃除しにいくのは団蔵たちの部屋だけかな。」


さっきから笑顔で話しているけど、庄ちゃんも内心いらいらしてるんだろうなあ…。ちょっと怖いし…!
ポンポン、わたしは伊助の肩を叩く。

「…ぅううん?なあに?」

「"伊助、わたしに手伝えることはある?"」

「せんぱ…っ?!……っ、なまえちゃん、ありがとう、じゃあお願いしようかな。」


「…?うん!頑張ろうね!」

「……うん。そうだね。」

(びっくり、した……。やっぱり、先輩、なんだなあ…)

「さ、伊助、いい加減名字さんと離れてくれないかな。」


ちょいちょい前世とリンクするとかおいしくないですか。
やっぱり、ヒロインちゃんはヒロインちゃんだと再認識する皆に胸熱。

ちなみに庄ちゃんがいらいらしてたのはずっとヒロインちゃんと伊助がぎゅーぎゅーしてたからです。

うあー何これ超楽しい!
まだまだいっぱいネタがあるんだけど、な…!