2012-8-18 01:50
ちょっと今までに無いテイストで。
追記に載せますね
話題:創作小説
今、この瞬間が永遠になればいい。
何も進展などせず、ずっとこのまま。
『この時が永遠に止まればいい、そう思った。』
私は臆病だ。
頭の中ではわかってる。自分で行動を起こさねばならないことぐらい。
でも、
今の、この安らかな時を壊すのが怖い。
自分で取り返しのつかない事態を招くのが怖い。
何より、拒絶されるのが怖い。
臆病者だと笑えばいい。
それは本当のことだから。
今、この時が、何の思惑もなくただ一緒にいられる時間が、たまらなく愛おしい。
笑って、たくさん話して、一緒に出掛けて。
それらひとつひとつが、愛おしい。
きっかけは単なる偶然。
ひとつでも歯車が狂っていたなら、この出会いは生まれなかった。
奇跡なんて大層な言葉はいらない。
本当に、単なる偶然。
近くにいられて嬉しかった。
そんな感情が芽生えたのはいつだろう。
最初は全然そんな気はなかった。
でも、気付いたら気になっていた。
もっと話したい、そう思うようになった。
ある話を聞いて、一度泣きそうになったことがある。
泣きそうになったけど、悟られないように。
これは誰にも言えない。
だって自分はこの手の話を聞くのは好きでも、話すのは好きじゃない。
弱みを握られるのと同じだから。
だからいつも黙ってる。
話すのは終わってから。笑い話なら心も軽い。
「何で言ってくれなかったの?」
そう言われることもあるけれど、これは自分の心の問題だから。
仲がいい。
今はその状態が心地いい。
その状態で居続けることを望んでる。
いや、それしか望めない。
自分が臆病だから。
結局思考は堂々巡り。いつもそう。
相手もそう思ってくれたらな、と。
それだけを願う。
臆病な私が願うこと。
今、この幸せな時が、
この瞬間が永遠に止まればいい、
そう願ってる。
-----------------------
今までの短編とはかなり違う感じになりました。
ジャンルで言うと恋愛系ですかね?(お粗末すぎる)
なんか唐突に思いついた感じのなのでだいぶめちゃくちゃです…
こういう片想い、ある、よね?(あると言ってくれええええ)
では、お目汚し失礼いたしました