弟サトシ(
この設定)準拠の小ネタです。
最近ストーリーだけ考えて満足してちゃんと文章にしないっていう横着が目につきますね^^;
でも貧乏性なので上げちゃう。いつか書くかもしれないし。
【夢主の子供返り】
旅に同行せずマサラで待ってるタイプの夢主。
時間軸はDPリーグ付近。
話の都合上サトシの年齢を少し上げたい。旅立ちから2年くらい経ってるくらいが丁度いいかも。
滞在しているポケモンセンターに突然実家から電話が掛かってきて、聞けば姉が危篤状態だという。
友達と電車でタマムシに出かけた際に野生のポケモンに襲われて意識不明らしい。
とりあえずタケシとヒカリを残し、大慌てで実家に単身帰省するサトシ。
家に帰るとリビングに母親とオーキド博士がいて、丁度今朝方姉の意識が戻ったとのこと。
一安心して姉の部屋に駆け込むサトシ。後ろで二人が何やら制止の声を上げているが聞いちゃいない。
「パパが帰ってきた!ふえぇ、会いたかったよぉパパー」
夢主を襲ったのはエスパーポケモンで念力だか催眠だかを食らった影響で意識だけが幼時退行してしまっていた。
しかもサトシのことを幼い頃に出て行ったきり戻らない父親と認識している始末。
「姉ちゃん、オレだよ!サトシだよ!…オレのことがわかんないのか?」
「変なパパ。サトシはまだ赤ちゃんだよー」
完全に思考や言動が5歳児の姉。
当然こんな状態の姉を放っておく訳にもいかず、とりあえずサトシも実家に留まって様子を見ることに。
「どうした姉ちゃん、食べないのか?」
「にんじん、きらい」
「何言ってんだよ。いつも普通に食べてたじゃん」
そういえば小さい頃は嫌いだったと言う母。
いつの間にか好き嫌いもわがままも言わない子になっていたのですっかり忘れていたらしい。
物心ついたときから“良き姉”の姿しか知らないサトシは驚愕。
同時に、自分が姉の子供時代を奪っていたのではと責任を感じ始める。
母親も同様の自責の念に駆られていて、二人揃って夢主のわがままを許容し放題な日々。
そんなとき、シンオウに残してきたタケシとヒカリからシンオウリーグのエントリー期限が迫っているという用件で連絡が入る。
悩むサトシ。
「パパ、またお仕事行っちゃうの…?」
淋しさを隠そうともしない姉の姿に、状況が状況だしと今回は辞退を決意する。
しかし、「わたし、パパのポケモン見たいなぁ。バトルするとこ、見たい!」という夢主の一言で、夢主を連れてリーグに出場することに。
母親はこんな状態の娘を旅に出すことに難色を示したが、こんな田舎にいる限りは自然治癒を待つしか回復は見込めない、旅をしながら治療法を探した方がいいんじゃないかというサトシの説得で、しぶしぶ承諾。
「パパがわたしを旅に連れて行ってくれるー」とかつてないほど喜ぶ夢主を見て、いつも“残される側”だった姉の心情にサトシは初めて思いを馳せる。
「訳あって姉も同行することになった」とだけタケシたちに伝えてシンオウに戻るサトシたち。
実際に夢主に会った二人は驚愕。
ヒカリは「(お姉さん、知的障害の方なのかな)」と察して当初は空気読みに徹する。
一方タケシはマサラを訪れたときなどにサトシの姉とは面識があるので、一体何があったんだとサトシを問い詰める。
大まかな経緯を説明し、とりあえず行動を共にする4人。
弟を“パパ”と呼んで慕う姉と、献身的に寄り添う弟という歪な構図。
然程体格差のない姉を負ぶったり、物を食べさせ、着替えさせ、お風呂に入れて、髪を整えてetc…
とにかく甲斐甲斐しいサトシの姿に二人はただ驚くのみ。
サトシ曰く「全部全部姉ちゃんがオレにしてくれたことだからさ、少しずつ返していきたいんだ」。大人ね〜
…どうしよう、収集つかなくてってきた。
ラストですが、やっぱ弟に対する強い愛情が“姉”の意識を引き戻すってのはどうでしょう。
再会してからは基本的に夜は添い寝な二人。
(夢主としては父親と)離れていた時間を埋めるように毎晩色々な話をする姉弟ですが、ある日“弟のサトシ”の話題が出る。
「わたしね、もうお姉ちゃんなんだよー。サトシすごいかわいい。今どうしてるのかな。わたしがいなくてさみしがってないかなー。やっぱサトシも連れてきてあげればよかったね、パパ」
「…、ねえちゃ、ツネカは“サトシ”が大好きなんだな」←姉が自分を父親だと思っているので名前で呼ぶようにしてる
「うん、好き…わたしお姉ちゃんだから、わたしが…サトシを……zzz」
それまで元気に話していたのに不自然なくらい突然眠りに落ちる夢主。
まぁ心が子供だからなぁとサトシもそのまま寝る。
→翌朝、姉の意識は元に戻ってました。
当初の予定ではこれでめでたしめでたしってことで夢主はマサラに戻ってサトシたちとは別れる訳だけど、心が幼くなって「さみしい、さみしい」と零していたのはきっと姉の本心だよなぁと思い直し、引き止めるサトシ。
「姉ちゃんさえ嫌じゃなかったらさ、これからもオレたちと旅しないか?」
心の奥底ではずっと待っていた弟のその言葉にお姉ちゃん感極まって泣いちゃう。
初めて見る姉の泣き顔に思わず抱きしめてサトシは「(これからはオレが姉ちゃんを守っていかないとなぁ)」と一段階成長を遂げる。
更には実家の母親に対する思いやりも深まり、心配掛けないように以前よりも電話の頻度が格段に上がる。
ひたすら前だけ見てた冒険者から,“残してきた者”に対する気遣いも出来る男に進化。大人ね〜
あれ、そういえばシンオウリーグは?と今更気付いたぜww
どうせなら幼女口調の夢主がサトシに汎用理論植えつけて襷持ち両刀サル(めざパ氷)で全抜きするとかでいいよもう。ふえぇ…w