諦め、愛情



もうこのまま、どうなることはない。

心から大切で
愛としか呼べない気持ちで溢れる。

交互に浮いては沈んで、もう片方が浮いて、沈む。



悪いことばかりでも、
いいことばかりでもない。



物事ってだいたいそう。
人も、だいたいそう。


調子のいいとき。
悪いとき。

された方が驚くような気付きで、気遣いができるとき。
ついつい自分のことばかりで、人に配慮できないとき。

得意なこと。
苦手なこと。

好きな人。
嫌いな人。



もうこれは言っちゃうと、
綺麗に生きようとした人には分からないよ。
自分の尺度を超える他人の汚さを包んで笑って、そして自分が補えるところを補うこと。

分からないはずだ。
分かるようになる代償にどれだけのものを差し出すことになったか。途方もなく、もう手にしたくても出来ないものを差し出して、今がある。



だから
許せる、相手も自分も。
同時に諦めている、自分も相手も。
いろんなことを抜きにして愛することができる。
今私はやっとしっかり生きている。










やっと
ちゃんと愛せるのになあ。
愛されることはない道を、どこまで歩いていけるかな。