話題:童話
取り敢えずマルグリット夫妻の名前を控えたラマン巡査は、ふと思い立ったかのように二人に向かって云いました。
「私、これからちょっとベネディクト菓子店に行ってみようと思うのです。もしかしたら、ベネディクトさんが何かを見ているかも知れないので…」
何となくですが、ラマン巡査はこの【キラキラ】がとても大切なものであるような気がして仕方なかったのです。しかし、正直な話、その直感が理に叶っているとは思えません。本当に大切な物ならば、失くした事にすぐ気付く筈ですし、そうなれば意の一番に警察に連絡するでしょう。
未だ連絡がないという事は、これが大した物ではないか、落とし主が失くした事に気付いていないか、そのどちらかに違いないのです。
いや、それ以前に…
ラマンは、それまで何故か考えなかった“或る当たり前の可能性”に、その時ハタと気付いたのでした。
考えてみれば、これが“落としもの”とは限らないのではないか?…
そうです。確かに、この【キラキラ】は道に落ちているところをマルグリット夫妻に拾われたのですから“拾得物”とは呼べるでしょう。
しかし、だからと云って“誰かが落としたもの”とは限らないのです。もしかしたら、摩訶不思議な自然現象による産物という可能性だって多いにあります。
しかし、ラマンの直感は(これは、きっと誰かが“落としたもの”に違いない)そう告げていました。
「では、落とし主が見付かりましたら連絡を差し上げますので」
ラマンは、そう云いながら腰を上げ、マルグリット夫妻を見送ろうとしました。
ところがです。
「ああ、それならば、私たちも御一緒しましょう。ベネディクト菓子店はちょうど家へ帰る途中ですし…」
マルグリット氏が、間髪入れずに申し出たのでした。
思わぬ言葉に、一瞬虚をつかれたラマン巡査でしたが、向かう方向が同じならば特に断る理由もないですし、物事にはすべからく成り行きという物があります。恐らく、マルグリット夫妻も自分同様、この【キラキラ】が気になって仕方ないのでしょう。それならば、ここは“不思議な成り行き”に任せるのが自然であるような気もします。
そこで、ラマン巡査はマルグリット氏の申し出を快く受け入れる事にしました。
《続きは追記からどうぞ》♪
椰子の実は…まだ流れ着いていないのです
それでも 粘って待ちたいと思います
ストーリーの進行と風景 情景の描写バランス…書くたびに 悩ましく思うところなので、そう云って頂けるとホッとします
実は本文中に眠りの魔法を掛けておいたのだ
そして私も睡眠王国へ…
この話 焦って書くとメチャクチャになりそうだから、ゆっくり書かせて貰いますわ
私の行動範囲の砂浜も圧倒的にゴミが多いです
なんか絵になる物が流れ着いてくれるとテンションが上がるのですが
フランスのフン事情は聞いた事ありますお洒落なんだかそうじゃないんだか、よく判らない国です
こんにちは(^-^*)/
椰子の実は何個でしたか(・・?)
なんだかここには、温かな優しい時間が流れているようで…
春の描写がさすがですね
穏やかな陽気の中に息づく生命のチカラが伝わって、落とし物のきらきらとの相乗効果で気分が上がります
昨夜…トキノっちの作品を読みながら寝落ちしてしまった みぃうですっ
おっはよんっ
マルグリット氏の同行理由
優しいねっ
その優しさから、トキノっちの優しさが伝わって来たよっ
続きは…
無理せずっ
ちょっと無理して書いてねっ
楽しみにしてるからっ
って、プレッシャー与えるなやっ!
エヘヘヘヘっ♪
きれいな砂浜には椰子の実が理想的
昨夜のテレビを観てたらフランスの歩道は犬のだらけだそうです
行く気が失せますよね
実際行く旅費すらないですけどね(笑)
最後に何とか晴れてくれました
サバンナのライオンに助けてもらいながらのアップでした
今日も出来れば椰子の実が8個ぐらい漂着してくれると、すんなりアップ出来そうなのですが
でも…う〜ん、今晩も椰子の実が気になって眠れない〜
ピップエレキバンは額にはっているので安心といえば安心なのですが