話題:文字や言葉
和服にブーツ姿の坂本龍馬の写真。これは、幕末期に撮られた非常に有名な写真ですので、恐らくご存知の方も多い事でしょう。
それは、モダンなようでいてどこか野暮ったい、そんな独特で滑稽な味わいを持っているわけですが…これは一重に、和の文化と西洋の文化が共に原形を残したまま組み合わされた事によりもたらされたものと思われます。
それを言葉に当て嵌めて考えてみると、カタカナと漢字、或いはカタカナと平仮名が組み合わされた“和洋折衷語”に行き当たり、やはり、それも龍馬の写真同様にモダンな癖に野暮ったい、そんな味わいを持っている事に気づきます。
何故そのような味わいが生まれるのかと云う事に関して云えば、それは、それぞれイメージの異なる二つの文化(もの)が同時に存在しているからに他ならず、突き詰めて行けば、それは私が兼ねてよりしつこく推奨している“ダダ的面白さ”だと云えなくもないわけですが…
そのような小難しい話は取り敢えずさて置きまして、本日は、そんなモダンで野暮ったい和洋折衷語の中から代表的なものを幾つか取り上げて、その深い味わいと、そこから連想される私の個人的なイメージを簡単に紹介してみたいと思います…。
《続きは追記ページからどうぞ♪》
それでは、そんな『モダンで野暮ったい和洋折衷語たち』を個別にみて行く事に致しましょう。
先ずはこの言葉から…。
@【健康ランド】。
これは明らかに野暮ったさの方が打ち勝っているような気がしますが、それを補って余りある耀きを持っているのもまた確かです。
健康ランドの空は常に快晴で、大地には色とりどりの花が一年中咲いている。人は誰もがツルピカお肌で、ホッペはいつもほんのり桜色。たくさんの動物や虫たちがのんびりと暮らしていて、人びとの陽気な歌声が途絶える事はない…そんな地上の楽園…それこそが“健康ランド”のイメージでしょう。
A【天井サーブ】。
これはバレーボールのサーブの一つで、鋭角に打ち込む高速のサーブとは逆に、天井に届こうかというぐらい高くボールを打ち上げるもの。
ゆったりとした時間の流れを感じさせてくれる、なかなか素敵な言葉だと思います。
ボールを打ち上げた天井の上には、雲が流れる空があり、そのまた上には太陽が、銀河が、そして宇宙が広がっている…
そこまで想像出来ればもはや云う事は有りません、東洋の魔女も裸足で逃げ出す事でしょう。
B【ゲルマニウム美顔ローラー】。
これは、ゲルマニウムとローラーで美顔をサンドイッチ状態にしている、非常に強力な言葉です。
そもそも“美顔”と云う言葉だけでも独特の味わいがあるところに、有無を云わせぬかのようにゲルマニウムを被せ、更にローリングまで行うと云う…そんなホップステップジャンプ的なモダンさが女性のハートを掴んで離しません。
C【赤チン】。
極めて単純ながらも、味わいの深さに関してはちょっと右に出るものがないぐらいの和洋折衷語です。
チンはチンキの略だと思いますが、全部ひっくるめて“赤チンキ”としても大した長さではないにも関わらず、“キ”のたった一文字を妥協せずに省略するところがモダニズムなのだと思います。
私が子供の頃は、すり傷程度なら、まずは『唾でもつけときゃ治る』、次いで『念のためマキロンで消毒しておけ』、最後に『赤チン塗っときゃ完璧』、そんな3ステップ方式の治療が最先端医療として行われていた時代でしたので
、個人的に多少、思い入れの強い部分はあるかも知れません。
D【安全ベルト】。
これは最近の記事『ちょっと凹む飛行機の旅』でも登場した言葉です。
これをシートベルトと云ってしまうと、スマートにはなりますが代わりに“ふくよかさ”が失われてしまう気がします。
シートベルトだと、ケビンコスナーやニコラスケイジなどがスマートに守ってくれるイメージですが、安全ベルトの場合は、高見山とか梅宮辰男が守ってくれる…
やはり、モダンと呼べるのは後者の方でしょう。
E【水平チョップ】。
これもまた、とても趣のある素晴らしい言葉だと思います。
水平線に沿って登場してくるのが“チョップ”なわけですから。
例えば…貴方は船乗りで、遠い異国の海を航海している…そう思ってみて下さい。そして、貴方は独り船の甲板に立ち、日暮れの海を眺めています。その水平線に、その水平線にです!いきなり巨大な手が現れてチョップしてきたとしたら!!
これ以上は何も云うますまい。
この言葉の持つ超現実的なモダニズムを十分に感じられた事でしょう。
F【ダミー会社】。
普通に英語で云うと“paper company”となりますが、これだとどうにも薄っぺらい感じがしてしまいます。
やはり、ダミー会社とした方が、よりイメージの悪さが増して実態に近づくように思います。
和洋折衷語ではありませんが、【幽霊部員】などと近似にあるモダン野暮ったい言葉と云えるでしょう。
G【ノンホモ牛乳】。
『凄い!!』の一言です。
ホモではない牛乳。
これはつまり、ホモジナイズド(均質化)されていない牛乳と云う意味ですが、成分的にはホモ牛乳と変わりません。ただ、時間が経つとクリーム成分が浮いてくると云うだけです。
たったそれだけの物なのに『凄い!!』と云う事は、これはもう相当に凄いのです。
H【モダン焼き】。
もう、自分で『私はモダンなんです』と云ってしまっています。
モダンだと云っているわけですから、間違いなくモダンなのでしょう。
以上、幾つかのモダンで野暮ったい和洋折衷語たちをみて来ましたが…
このような言葉は、商品名や人名、施設名などを含めれば、それこそ山のようにある事と思います。
皆様も、更なるモダンさを求めて、このような味わいの深い和洋折衷語を探してみては如何でしょうか?
では…また♪ヽ(´▽`)/。
ああ、良かった(*´∇`*)
天井サーブとかは世代によっては『はあ?』とか言われる恐れがヽ(・∀・)ノ
赤チンも今は使わないのかなあ〜┐('〜`;)┌
藤岡弘はなるほど!!ヾ(*T▽T*)
確かにベルトの似合うキャラだし、ガッチリ守ってくれそうな イメージありますよね♪(^з^)-☆
まあ、こういう昭和レトロモダンな言葉たち を残して行きたいなあ〜と思って、ちょっと書いてみましたo(*⌒―⌒*)o
こんばんは
相変わらずおかしいっ
天井サーブも赤チンも、久しぶりに聞きました
安全ベルトという名称は、妙な安心感がありますね
私のイメージする人は、藤岡弘かなぁ
ラムチョップはいい(笑)ヾ(*T▽T*)
なんか、羊にチョップされてるみたいで癒されます(Mか?(゜O゜;)
ね♪
なんか、どことなくモダンな感じがしてくるから不思議でしょう♪(*^▽^)/★*☆♪
モダン焼き…焼きそばが入る事のどこがモダンなのかさっぱり分からないけど、本人がモダンだと云っているのだから仕方ない ですよね〜(´▽`;)ゞ
実は…(*≧∀≦*)
ラドンは、最初 、『ラドン温泉』として考えていたのです♪ヽ(´▽`)/
中身もまさに怪鳥ラドンが元気に空を旋回してる温泉とo(*⌒―⌒*)o
放射線を出す物質という事で、万が一、変なヤツがクレームつけに来たら面倒くさいなと思ってやめたのだけど…書いても良かったヽ( ̄▽ ̄)ノ
ジミー会社、名前は地味なのに商品はメチャ派手な感じがしますヾ(*T▽T*)
にゃんれちょ
こにょ言われてみれば納得モダンにゃ感じわぁ
モダン焼きにゃんてぇ(≧▽≦)まちゃにモダンにゃ感じがちまくりマチュピチュ
あと水平チョップ
にゃぢぇかぁモダンにゃ美味ちちょにゃ響き
ラムチョップにょ仲間みたいにゃ
きょうもラドンは健康そうに飛んでる
天丼サーブ
食べ物で遊ぶなー
ジミー会社
社長は絵描きの・・