栄養素の中でも、妊婦には葉酸が必要だということがずいぶん定着してきました。
赤ちゃんが順調に発育するために必要になるだけでなく、お母さんが健康に過ごすためにも摂取したい栄養素として、葉酸の重要性が高まっています。
どの時期に、葉酸が最も必要になるか聞かれるとなかなかわからないものです。
実のところ、妊娠直後に葉酸が最も多く使われるのです。
しかも、授乳中も葉酸が不足しがちですから、授乳している間は積極的に摂ることをすすめます。
妊活中の喫煙は止めましょう。
喫煙は体にマイナスに作用して健全な妊娠に差し障る場合があります。
こうした問題は女性だけではなく男性も当てはまります。
喫煙による影響で言うと、女性の場合は排卵障害、男性については、精巣の機能が低下するといった影響があるようです。
こうしたことを踏まえてみると、妊活をしている場合は女性だけでなく男性も喫煙を中止するようにしてください。
私の妻は、妊娠してからずっと葉酸サプリを飲んでいます。
当初は妻だけの問題だと思っていたのですが、少し分けてくれないかと妻に聞いてみると、「別のサプリメントを飲んだ方が良いんじゃない」ときっぱり言われたのです。
しかし、決められた量なら飲んで悪いことはないだろうと妻には内緒で葉酸サプリを試してみました。
劇的な変化はありませんが、飲んだ翌日もお酒が残ることがなくなり、口内炎を起こすことが少なくなってきました。
暑くなってくるにつれ、自然とよく冷えた飲み物が欲しくなりますが、女性の中でも妊活をしている方は出来る限り体を冷やす飲み物は避けるほうがベターだと言えるでしょう。
その逆に、温かくしてある飲み物を飲むと血行が改善し、妊娠に必要なホルモンの働きも活発になります。
飲む物に関してもそうですが、それ以外にも生活全般において日頃から体を冷やさないように気を付けてください。
妊婦にとって、葉酸の効果的な摂取時期は、妊娠前から妊娠3か月だと言われています。
この期間は葉酸の十分な摂取が最も重要な期間であることは、疑いようがありません。
それでは、妊娠中期や後期の女性には、こうした摂取が必要ないのでしょうか。
実際にはそれは違います。
葉酸の持つ効果の中で最も重要な、胎児の先天性異常に対する発症リスクを低減してくれるという効果のみに注目した場合、妊娠3ヶ月までの期間が最も注意する期間ですから、お腹に赤ちゃんがいる間でも、特に妊娠3ヶ月までの葉酸摂取が、強く勧告されているという事です。