最近、葉酸が身体に良いと言われるようになり、不足するよりは多く摂った方が良いとサプリメントなどを標準量の何倍も飲む方ももしかしたらいるのではないでしょうか。
所要量を大幅に超える葉酸を摂り続けると思わぬ落とし穴があります。
大抵は一時的な発熱やじんましんなどの症状ですが、人によっては呼吸障害を起こす大変な事態になることもあります。
1日あたり1000μgが葉酸摂取の上限です。
食事でこれを大幅に超えることはまずありませんが、サプリなどの飲み合わせには注意が必要です。
妊娠中だけでなく、妊活中の方に対しても、厚生労働省によって、葉酸摂取が推奨されています。
妊娠初期の、細胞分裂が活発な時期に葉酸の補給が不十分になると、例えば、神経管閉鎖障害に代表される先天的障害が発症するリスクが高くなるという話があります。
もちろん、葉酸を摂取したら確実に発症を回避できるのかと言うとそうではありません。
ですが、可能な限りそのリスクを低減するために、妊娠前から妊娠初期にかけての期間は、日常的な食事以外に、サプリや栄養補助食品を利用しながら、1日に400μg(0.4mg)を理想とした葉酸摂取を行うと良いでしょう。
妊活の結果が長らく出なければ、心身ともに耗弱してしまいます。
ストレスは生殖機能に悪影響でそのままでは悪循環に陥ってしまう恐れがあります。
ですから、思い切って妊活を中断することを決めた方がベターな場合もあるでしょう。
実際に、妊活を休んですぐ妊娠できたという場合も多いです。
年齢のタイムリミットを考慮し、医師ともよく話し合って一時的に休んでみることもいいかもしれません。
結婚してから七年たちますが待てど暮らせど妊娠することができません。
けれども、赤ちゃんができない原因は見つかっていません。
多様な不妊検査をしても結局、原因を断定できないため、改めるべき点もわかりません。
排卵誘発剤の力を借り治療をしてみたのですが、もうそろそろ人工授精を取り入れてみようかと主人と話途中です。
水溶性ビタミンとして知られる葉酸は水に溶け出る性質があるため、一時的に過剰摂取になったとしても吸収されることなく、尿とともに排出されることもあります。
このため、葉酸サプリメントを飲むときは時間を空け、何回かに分けて飲むと良いと念頭に置いておいてください。
葉酸は、必要量を毎日摂ることが食事だけでは難しいので、少しでも多く摂取するのはもちろん、排出される量をできるだけ減らして、効果的に栄養素としての役割を果たすようにしたいですね。