妊娠をきっかけに産婦人科等で行われる栄養指導を受ける方や、母親学級で指導された方も多いと思います。


このような場で、葉酸が赤ちゃんに与える働きと、葉酸が多く含まれる食べ物についての紹介もされた方が多いのではないでしょうか。


一般的に、葉酸を多く含む代表的な食べ物としては、レバーを挙げることが出来ます。


もちろん、野菜も代表的な食品の一つです。


食べ物で葉酸を摂るならば、葉酸が調理の際の加熱で分解してしまい、体内での吸収率が悪いという性質を理解して、十分な葉酸摂取を心がけてください。


このところ、妊娠中の女性にとって重要な効果をもたらす栄養素として「葉酸」の持つ働きに注目が集まっています。


葉酸は、水溶性ビタミンの一種でビタミンB群に属している栄養素です。


十分な摂取によって、神経系障害といった先天的な障害の発症リスクが低減されたという報告があるのです。


この効果について正式に発表を行った厚生労働省によると、1日当たり0.4mgの摂取を推奨しています。


胎児の健康を考えて、妊娠中あるいは妊娠を望んでいる方は葉酸を摂った方が良いと思います。


食材から葉酸を多く摂ろうとすると、代表的なのはレバーや枝豆ですが、ある栄養素を摂るためだけに葉酸を多く含む食材にこだわるというのは正直大変です。


上手に葉酸を摂れる方法の一つにスムージーがオススメです。


作り方は簡単で、ミキサーに葉酸が多い野菜やりんごなどの果物、そして水分を入れるだけで、水溶性で熱に弱い葉酸を手軽に摂れるスムージーができあがります。


「妊活」という言葉から想像できることと言えば、基礎体温の検温や体調の管理など、主に女性がするものだと考えていませんか?もちろん、女性が行うべき妊活も沢山あります。


しかし、男性側にも実践していただきたい妊活があります。


それは、普段の食事の中で葉酸を意識して摂ってみてほしいという事です。


流産や不妊の原因因子として、母体に限らず、夫である男性側に問題があるという事だってあるのです。


特に注目したいのは、精子の染色体異常です。


これは受精卵の着床率に影響をおよぼします。


葉酸にはこれらの染色体異常を低減し、高品質の精子をつくるという働きがあります。


そのため、男性も、葉酸の摂取という妊活を始めてみてください。


葉酸は、妊娠初期に特に重要な栄養素として知られています。


というのも、胎児の脳や神経系の形成に、葉酸が順調な発育を促す働きをするためです。


何をどれだけ食べれば葉酸が十分に摂れるか調べるのが大変、わかっていても毎日たくさん食べるのは難しいというプレッシャーを感じるなら、青汁などを補助的に飲んで、必要な量を摂っていきましょう。


母体と胎児の健康のためにどうかがんばって葉酸を摂っていってください。