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長崎の歴史:しゃがたらお春 6


前回はお春が日本宛に
紙に書いた手紙が
お春のパタヴィアの家族により

日本行きのポルトガルもしくは
オランダの船の商人に
手渡され

そこで日本の役人を目を
眩ませるために
お春の文を一旦ポルトガル語か
オランダ語に
書き換えたまで考えました

さてここで書き換えられた手紙は
まだ紙のままです
紙の手紙を紙に書き換えました


更紗の布に書き換えたのは
最終段階
日本でお春の家族に
手渡される段階だと思います

無事日本へと渡ったお春の
手紙は
商人の手から日本の貿易商へと
手渡されます

日本の貿易商は仕事柄
翻訳者(通詞)とも通じています


お春の文を受け取った商人は
手紙を通詞まで持っていき
ここで日本語への翻訳を依頼します

そして通詞はここでも
紙に翻訳して
日本語に直します

まだ更紗の布は出てきません

日本語に再翻訳された
手紙を受け取った
商人はその手紙を更に
細工を施すために
劇作家のような人に渡します


ここがしゃがたら文を
謎にしてしまったポイントです

お春の手紙を劇作家は
更紗の布に書き換えます

劇作家なので流麗な文章です
更に文字を
書き慣れているので達筆です

この書き換えが
じゃがたら文の核心になります

〜次回 じゃがたらお春に続く〜

from Itsuki


↑通りすがりの新参ねこ
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