ひとつ確かな事は大人とは
こういうものだ
という社会的規範が失われた事

例えば「黙って耐える」とか
「嘘はつかない」など

そういった大人像は
ある時期まで確かにあった


つまり社会から大人がいなくなった
というより社会から
「大人なるもの」というイメージや
「社会の安定には大人が必要」と
いう意識が薄れている

ではなぜ社会の安定のため
大人が必要なのか
と考える人たちもいるでしょう

こうした考えが社会には
大人が必要という
意識を希薄にさせてます


これが非常に厄介なのです
哲学にもあるのですが
「価値とはそこにあるはずの
欠けている何か」です

社会から大人がいなくなり
誰もが困ったと思う
しかし誰もどうすれば大人に
なれるのか解らない

これは例えばラーメンやカレーを
食べていて
「何か一味足りない」と感じる
しかしその一味が何か解らない


大人もそれと似ていて
「君は大人か?」と
改めて問われると自分には
大人には足りないものがある

しかしそれが何か解らない
つまり「エイジング」なんです
年齢を重ねる毎に出る味なんです

ところが社会は逆をいっている
「アンチエイジング」など
人生を往復に例えると往路では
解らなかったことが
復路では解ることがある
これが大人の作用でもあります

〜次回へ続く〜


↑町ねこさん
アンチエイジングしません