観てきました。
もう無理かも、地上波放送を待つしかないかも、と諦めていたのですが。
駆け込みで。
ネタバレ感想を続きに伏せておきます。
公開して一ヶ月近く経ったからなのか、公開直後からこうだったのか、日曜なのに、お客さんの入りは3割少々。
まぁ、ゆったり観れたから良いですが。
しかし・・・。
もう13年もやってたのか・・・。
つまり私も13歳、年をとった、というわけで。
愕然。
さて、感想ですが。
相変わらず、小ネタがぎゅう詰めにされていました。
ひとつひとつ挙げたらキリがないので、皆さん、観てください(笑)。
笑えるネタからマニアックすぎて分かりづらいネタ、ブラック過ぎて引いちゃうネタ、懐かしくて鼻の奥がツンとなるネタまで、最後だからとてんこ盛り、でも鬱陶しくはならず、とても楽しめました。
事件(トリック)は、起承転結の転の部分があっさりざっくりすぎて、少し拍子抜け。
キャスティングから、観る前から犯人は自ずと決まっているようなものだし(こらこら)、だからこそ、転に力を入れてほしかったかな。
北村さんのオカマっぷり、ヒガシの何をしても美しく男前な所作は堪能できました。
あと、意外なことに(え?)、ちょっとしたメッセージ性のある内容になっていて、考えさせられました。
便利って何?
開発、発展は幸せ?
・・・みたいな。
そして最後、南の島で見つかった記憶喪失の女性は奈緒子さんなんだろうけど、彼女を迎えに行ったのは矢部さん達だったんだろうか。
上田さんの研究室に現れた奈緒子さんは、記憶を取り戻しているんだろうか。
取り戻していて、あの100円玉のマジックなのか、取り戻していなくて、イチから上田さんとの関係が始まるのか、どっちだったんだろう。
曖昧なまま、『完』となってしまいました。
・・・もし後者やら、上田さんの涙が切ないなぁ・・・。
上田さんはきっと、男女のそれではなく、むしろ超越して、奈緒子さんが好きで大切なんだろうと思う。
お母さんの奈緒子さん、上田さんへの想いとかも、胸にじわり、と来るものがありました。
続き、見たいなぁ(二人の恋愛云々じゃなくて、いつものその後を)。
そうそう、エンドロールのあとに、『結』の話が続いたのですが、知ってか知らずか、エンドロールの最中に席を立った人がふたり。
もったいない!!
・・・というわけで、映画、概ね満足です♪
北村さんには春に『猫侍』で。
ヒガシには夏に『∞レンジャー』で、またスクリーンで会えそうな気がする(笑)。