ネタバレしています。
犯人の名前やらあからさまなトリックばらしはしていませんが、あれこれ語ってます、ご注意ください。
なんだかねー。
ちょっと、残念。
いや、設定は斬新で面白かったのですが。
上巻(問題編)はもう、何回も読み返して、必死で推理したりしてましたが。
下巻(解答編)で、がっくり・・・。
凶器の巨大な剣をアレにして処分する(隠蔽する)のは良いとして、二回、凶器として使ってるのに、もしかして二本もあんな剣を用意したんやろか、とか。
谷河さんの抱えてた壺は結局なんなんや、とか(某女刑事の箱と同じ?)。
何より、密室トリックのあの行為。
あんな重労働してたら、誰かかれか、気付くでしょ、フツー。
すごい「騒音」やん。
全員に睡眠薬を飲ませてたとか、気付かれないための更なる「トリック」を付け足してもらいたかったなぁ。
怪盗紳士とか、面白く使ってるのに、もったいない。
ちなみに、同時収録の短編『高度1万メートルの殺人』は、明智さんのためのお話でした(笑)。
かっこいいよ、明智さん。
はぁー。
どうでもいいですが、私の中の金田一少年シリーズ傑作作品は、はじめちゃんが旅に出る以前のなら『飛騨からくり屋敷殺人事件(古っ!)』、それ以後のなら『獄門塾殺人事件』かな。
・・・。
次回作に期待しましょう。