「卒業文集のようなモノがつくりたい」

夏からぼんやりと考えていたこと。

卒業制作、就職活動の真っ只中に制作メンバーを集めて、ぶつかったり助け合ったり、教務や先生たち、学校中を盛大に巻き込んでいる最中です。

わたしのこのぼんやりとしたワガママは動き出しました。(動き出しちゃいました!)

自分も含めてこんな忙しい時期に、協力してくれる人なんていない。心の奥にしまって卒業しようと思っていました。

でも、「やらなきゃ絶対に後悔するよ?協力するから」と声をかけてくれた友達がいました。その言葉に救われました。

そもそも、なぜつくりたいと思ったのか。

一年前。進級制作の真っ只中。

昨年の今頃の記事を読んでくれている人は知っていると思うんだけど、作品をつくり終えたわたしは倦怠期に陥っていました。

数日後に控えたプレゼンにやる気をなくしており、作品への魅力を見出せないでいました。

そんな時に先生の事務所でたまたま手に取った5年前の卒業文集。

生徒たちの作品や写真の他に先生たちからのインタビューが詰まったページがありました。なぜデザイナーになったのか、大事にしていること等々。

今となってはあまり覚えていないんだけど、あの時のわたしにとって先生たちの言葉はゴロゴロと胸に染み込んでじんわりと涙を誘うものでした。

すぐに分からなくてもいい。数年後、数十年後に読み返した時、少しでも励みになるような、また前を向けるような言葉がたくさん詰まったモノをつくりたい。

これがわたしのワガママを爆発させたきっかけです。

そんなの知らねぇよ、勝手にやってろよって人はやっぱりいるわけで、協力を断られる度に胃がキリキリと痛みます。自分のしていることが正しいのかどうか、疑問と不安で押しつぶされそうになります。

でも、「頑張ってね!」「楽しみにしてます」「何でも言ってね!」「協力するよ」と声をかけてくれる人たちがいます。必要としてくれている人たちがいます。本当に泣きそうになる。

大丈夫。立ち止まらない。

卒制も就職活動も全部やり遂げてやる。



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