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私信【もらい泣き】様へ☆

こんにちは、夜来で御座います!

66666hitありがとうございます!
リクエスト受付中です。

他の作品…ほかの方に頂いたリクエストが停滞中なのにリク受け付けるあたりお叱りを頂くかも知れませんが…
出来るだけリクエストにはお応えはしたいと思っております(汗)

ちょっと今までのリクエスト上、学園モノ(もしも野分とヒロさんが同じ学生だったら)や時空移動(もしも愛エゴと純エゴが出会ったら)的な話はかなり時間がかかります。
以前の分も消化はしたいのですがね…

やはり書きやすいものから書かねば停滞しかねないので(o_ _)o

もしリクエストして頂けるのあれば、お第と、イラストかお話かでどこかにメールか私書箱に一言頂けると幸いです。
では宜しくお願いします。


夜来烏哭 拝

【pollinosis】

※こちらは以前、ほわいとパンダ様より頂いたリクエスト作品です。
ご要望にお応え出来ていれば良いですが…
それでは下記よりどうぞ〜♪







■■■■■■■■■■

有り得ない…なんて事は――
有り得ないのか…

【pollinosis】



最近は気温も随分暖かくなりましたね。
なんてニコニコ笑った野分の笑顔が…今は憎い。

「………っ…ふぁ…っ…くしゅ!!」

生徒「「「…………上條先生…くしゃみ連発してない?」」」(コソコソ)

…そうなのだ…ここ数日…俺はおかしいんだ。
三日ほど前からだろうか、どうにも鼻がぐずって、しまいには目まで痒くなって…俺はてっきり古書がつまった資料室に出入りしたからだろうと思ったんだが。
次の日には外に出てしばらくしたら鼻がムズムズして目が痒くなった。

「…えー…この場合の解釈として―――ふあっくしょん!……………う゛ー…かゆ…」

生徒「「「…目真っ赤…鼻も…」」」(コソコソ)

…窓…開いてるからかな…
これはもしかして…やっぱり…アレなのか…
まさか、と思いつつくしゃみと目の痒みに耐え何とか授業を終わらせ。速攻で顔を洗いに走った。

「…はぁ……なんだコレ…アレルギーか何かか…――まさか…」

信じたくない気持ちが大半しめるまま俺は仕方なく、今日は早めに上がれるからと帰りがけに医者へ行くことにした――







憂鬱。
その二文字以外思い浮かばない…

「…鼻痛い…」

やっぱり…ついに俺まで発症したのか…
魔の“花粉症”め。
医者に告げられた真実に愕然としながら薬を片手に帰宅し、以前テレビでみた通りに玄関前で衣服についた花粉の野郎を払い速攻風呂に逃げた。

「…薬効いてっけど…鼻かみすぎた…」

グズグズは随分治まってくれたがかみすぎた鼻は真っ赤だし、掻きすぎた目も真っ赤…
挙げ句に薬のせいか妙にぼんやりする。

「……ダメだ、頭に入らない…」

何とか気を紛らわそうと読んでいた本は全く頭に入らず。仕方なく本をテーブルに伏せてソファに沈み込んだ。

「……ぁ…今日…野分帰ってくるっていったっけ…」

グダグダになりながら寝転がり天井を仰いでいたらふと耳に響いた玄関のドアに鍵が刺さる音。
その音に慌てて立ち上がり玄関へと猛ダッシュ。

(ガチャン)
「…あ。ただいまです!ヒロさんお出迎――」

「――じゃかぁーしい!!部屋に入る前に外で服を払ってこい!そしてサッサと風呂でアレを落としてきやがれ!」

「…え?あの…え?」

あぁ野分がびっくりして目を丸くし………やべ、何か付いてるのかと玄関でパタパタと上着を揺らして確かめ始めた野分…

「や、やめ…………っ、ふぁ……っくしゅ!!」

「え?ヒロさん?」

「〜っ!くしゅ、はっくしゅっ!…パタパタすんな馬鹿やろう!」

最悪…薬飲んでも大量に吸うと流石に…
これ以上吸い込んでたまるか、と取り敢えずまた洗い落とす為にバスルームに逃げ込む。

「ええ!?ど、どうしたんですか!?」

「も、や……良いからサッサと風呂で花粉を流してくれ!」

どうせ黙ってられる様な症状ではないと諦め、風呂で花粉を流すために浴室に野分を呼ぶと困惑気味だが慌てて風呂場に入ってきた。

「ヒロさん…花粉症でしたっけ?」

「…もが…知らん…最近なっちまった。」

顔を己のシャツで隠しながら何とか衣類を脱ぎ、洗濯機に放り込み浴室内へ逃げ込む。
すると俺を追うように衣類を洗濯機に放り込んだ野分が…こともあろうに浴室内で俺を羽交い締めして頬摺りしてきやがった!

「全然気付きませんでした、大丈――」

「――ハックシュ!…ンな訳ねぇだろ…頼むから…サッサとシャワー浴びてくれ…」

ずびっと鼻をすすり、うっすら涙の浮かんだ目で睨めば…

「…ヒロさん可愛い…」

「あ゛あ゛?!ふざけんな、こんなグズグズのオッサン捕まえて何言ってんだ!」

コイツの目は腐ってるな…、眼科いけ…眼科。

「どんなヒロさんでも可愛いです!」

「……はぁ…取り敢えず…下半身元気にする前に花粉を洗い落としてくれ…マジで頼むから…」

目が悪いよか去勢が先か?
鼻をグズグズ言わせてつらいと言ってるのに…遠慮なしにガチガチのアレを尻に押し付けられ溜息しか出ない。

「…ヒロさん本当につらそうですね……わかりました!」

「…わかってくれてドーモ!…うー…鼻と目痛い…」



そしてようやくシャワーで全身を互いに流したのでムズつく鼻も目も収まりおとなしく湯船で一休み。

「ヒロさん、明日は休みですよね?俺は夜勤だから一緒に出掛けませんか?」

「…花粉で俺を殺す気か?」

「まさか!お薬は貰ったんですよね?でも対策用のグッズ…マスクとか色々買いに行きましょう、ちょっと直接行くのはしんどいかも知れませんが…でも自分でみて合わせて貰うのが一番ですから。」

…押し付けられ熱の塊はそうそう消えはしない、が…こんな真面目に話をされて思わず吹き出した。

「…ごめんなさい、今晩は我慢しますから…その、早く少しでもヒロさんには快適に過ごして貰いたくて。」

「…わかった。グズグズが俺が納得するレベルまで治まらないとお預けだからな。」

「………今から24時間のドラッグストア行きませんか?」

「…………アホか…」

後ろから俺をギュッと抱き締めて、情けなく呟くコイツに…
絆されてちょっとエッチな事をしたのは内緒だ――







End.


☆このような品になりましたが如何でしょう。
返品可ですので(汗
少しでも楽しんで頂ければ幸いです!
お第【花粉症】でした☆


夜来 烏哭 拝

【恋煩い】※ポエム的


【恋煩い】



[Side:N]

ヒロさんが好き。

もっともっと好きになる。

毎日…毎日…あなたを好きになる。

あなたを思うと、胸がキュッとなる。

どうやったらもっと愛せるんだろう?

想いは尽きる事なく溢れるばかり。

一度眠れば、夢にはあなたばかり。

目覚めればあなたの可愛い寝顔。

そしておはようと口付ければ…

きゅっと寄った眉間の皺と…

照れた視線と、ほんの少しの寂しそうな表情に…

に愛しさが募る。





[Side:H]

野分が好きだ。

…好き過ぎて困る。

どれくらい好きなのかわからない。

ただ、しょっちゅう思い出す。

一度考えたら最後。

頭ン中は満面の笑みの野分だらけ。

仕舞にはアイツの事を考えたら胸がつっかえた…

食事はちゃんと食べたか、ちゃんと眠れたか。

次は…いつ帰ってくるのかな…なんて。

眠れば野分の夢を見る。

夢の中でも思いっきりの愛をくれる。

目が覚めたら野分の笑顔があった。

何とも言えない幸せそうな笑顔に胸がきゅうとなった。

おはようの言葉と暖かな口付けにたまらなくなる。

恥ずかしくて恥ずかしくて、可愛いには程遠い顔になった。

それから…また仕事に行っちまうと考えたら寂しくなった。

それでも始まった1日に幸せを感じる。



End.

【思い出と喜び】2


【思い出と喜び】2



しばらく視線をさまよわせたヒロさんがようやく口を開き始め――

「…でも…話したくないって言われたら…嘘つかれたら…俺…俺…」

「?特に秘密事なんかないです。何でも答えますよ…だからヒロさん、大丈夫…話して下さい。」

そっと髪や、キメ細かで綺麗な頬を撫でて言葉をうがなしてやればようやくヒロさんの口から問いが出たのは良いが…。

「…あの……留学中に…誰かと…エッチ…しなかったのか?」

「…………は?」

―――思いがけない言葉にびっくりしてついつい間抜けな声が出た。

「だ…だだ…だから……一年も…誰とも…そう言う事…しなかったのか…な……て……野分…も…男だし…」

「……あり得ません。第一、正直毎日毎日が勉強でした。それに…まぁその…あの手紙見ましたよね?」

「見た…でも…不安、だったから…変なこと聞いて悪かった…ごめん…」

まさかこんな事をもごもご悩んで居たのか…とは思ったが、今冷静に考えるとヒロさんの言葉がよくわかる。
帰国した日から色々ありすぎて日々に追われ、あの日…ヒロさんが宮城さんにキスされそうになった時を忘れて居たのか。
ヒロさんにも色々あった一年だ…今の幸せだけで良い…でも…俺も…知らない一年だ…何があったか気になる。

「全然変じゃないです。俺も…ヒロさんの一年が気になります…」

「…浮気なんかしてねーぞ…」

「はい。俺もですよ?…寂しかった…ですよね…」

「…うん………浮気…しようかと思った…」

「えッ!?」

もぎゅっと俺にしがみつきながら告げられた言葉にびっくりしてヒロさんをひっぺがして顔をまじまじ見つめてしまった…

「…だって…野分は何も言わずに出て行ったから…」

「…それは…」

「今は解ってる…大丈夫。でもあの時は…捨てられたと…思った…」

「ヒロ…さん…」

じっと見つめたヒロさんの顔が少し歪み泣きそうになりながらまたゆっくり抱き付いてきた。

「だから…他に誰かを考えた…けど…」

「…はい…」

「けど……野分以外…考えられなかった…秋彦にも…誰にも…野分の代わりなんか出来ないってわかって、……あー…俺はこれからずっと野分の事しか考えられないままで過ごすんだな…って思った。」

「…すみません…」

見ても居ないのに何故か、そのヒロさんが想像できた。
ずっと…ずっと…この人は俺を思って、ヒロさんからしたら二年も帰ってくる事がない、ましてや自分を捨てた俺を絶望の中…待っていてくれたんだ。

「…ん……いぃ。野分は…アメリカでも俺を好きでいてくれたんだし…」

「当たり前です、ヒロさんに…相応しい男になる為でしたから。誰とも浮気なんかしてません、毎日毎日…ヒロさんに手紙書いてましたからね。…あ、でもヒロさんの事考えて一人エッ――(べちっ)――いてっ!」

…余計な事を言い掛けたのかヒロさんに平手打ちを食らった。

「は、恥ずかしい奴だな!…余計な事は良い…バカ……」

「はい、すみません。でもこれからもちゃんと色々話しましょう。約束…ですからね。」

「うん」

つらい思いをさせてごめんなさい。
これからもあなたを愛させて下さい―――







チチチ……

鳥の囀りがウルサい…
あ…ああ…頭痛い…腰まで痛い…

「うー…くそ…無茶苦茶しやがって…」

「…んむ……ヒロ…さん……好き……」

ヘラヘラして何の夢見てんだか…。
隣で眠るでっかいアホ男め。

「……ちっ…何で覚えてんだかなぁ…」

バカの頬を指でつつき昨夜を思い出す。
聞くに聞けなかった悩み事。
酒の力で聞き出そうとしたのは確かだが…あれだけ酔って余計な事まで話してしまった。
だったらいっそ…忘れてた方が有り難いが優秀な俺のおつむはベッドの中の事までしっかり覚えてる。

「…浮気…してなかったから許してやるよ……好きだよバーカ…」

もう一度幸せそうに眠る男の胸に潜り込む。
無意識に抱きしめられた暖かさにつつまれ…

――嬉しかったなんて…言ってやんねぇから…と誓った――







End.

【Kiss Me】※過去拍手

☆☆拍手更新しましたので旧作アップ☆☆
※新拍手は6枚です。



【Kiss Me】



ヒロさんが好きだ。
俺は毎日毎日、こういう事ばかり考えてしまう。
酔っ払いのヒロさんの肩を抱きながら幸せに耽る。

「…ん…のわ…のわき…」

「何ですか?」

もっとぎゅってしろ。そう無意識に甘えた声で強請られる。
酔っ払い万歳!
飲みすぎはよくないが、昔に比べお酒を控えてたせいか、最近の彼はめっきり酒に弱い。
二人でちみちみと小さな焼酎を一本あけた(俺の方が飲んだ気がするが…)が、もうヒロさんはクテクテになって。
可愛らしくすり寄られ、そのままなだれ込むようにエッチしてしまったが、ヒロさんは上機嫌だ。

「体つらくないですか?」

「…うん…気持ち良い…」

「可愛いです…」

「ばかじゃないのか。…いーから…チューしれ…」

本当に可愛い。
へらりと笑い、スリスリと鼻をよせられる。

「大好き、ヒロさん」

「うん、おれもー…なぁ、もっとだ」

「…はい。いっぱい、いっぱいしましょうね。」


――俺は彼に……酔い続ける――


End.



☆拍手ありがとうございました☆

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