【年の瀬の夫婦?の会話】
「野分。…師走…だな」
「ですね。年末は無理でしたが元旦は休みもぎ取りましたよ。」
「うん。」
「ヒロさん、実家に帰っちゃいますか?」
「いや、色々面倒だから2日以降か三が日明けてからにする。」
「じゃあ元旦は初詣行けますね!」
「前みたいに帰れたら夜中か明け方くらいに行かねぇか?日中は混雑してるだろ。」
「そうですね、確かに…あ、そうだ。お節作らないと!」
「クリスマスよりやっぱり日本人は正月メインだよな。」
「いえクリスマスはもうケーキ予約してるんで、家に届くので受け取って下さいね。」
「………どうしてそんなに手際良いんだ。」
「ヒロさんが好きだから」
「意味わかんねーよ」
「アハハ。とりあえず、もう少ししたら蒲鉾とか凄い値段になっちゃうしどうしましょうかね。」
「…作らなくて頼んだら?年に一回なんだしちょっとくらい奮発しても良いだろ?手間省けたらその分時間できるし。」
「うーん…まぁ…たしかに12月は俺ほとんど自由時間なさそうですしね…じゃあ…どこか安くて良いのありますかね。」
「ミッ○ーとプ○さんのお重、どっちが良い?(某通販社のHP見ながら)」
「え?何ですか?……(指されたパソコン画面見やり)」
「中身ちょっとちがうけど、たまには変わった奴も良いかも。(少し照れ)」
「…あ〜確かに。このお重可愛いですね、また使えますし。(ヒロさん…これが欲しかったんだ…くすっ)」
「○ッキーの方が中身は良さげだな。でも○ーさんの方が好……いや…しかし…両方買うか?」
「いやさすがに二個は…じゃあ○ーさんのお重にして、煮付けとか欲しい物があれば一つ二つは俺作りますよ。(可愛いなぁ)」
「…ん…じゃあ頼む。……(無意識にニコニコしながらネット注文し)」
「さて…俺そろそろ病院行ってきますね?」
「あ、ごめん時間大丈夫か?(わたわた)」
「大丈夫ですよ。ヒロさんも遅刻しないでくださいね、あと寒いからもうマフラーしてった方が良いですよ。」
「おう。……じゃあ行ってらっしゃい。」
「行ってきます。ヒロさん(そっと顔近付け)」
「………お節、あんなん注文させてくれて…ありがとな!(照れ隠しに押し付けるように野分に口付け)」
「ひっ、ヒロさん!」
「あーっあーっあーっ!もう良いから早く行け!気をつけてな!(真っ赤)」
「はい!行ってきます。またメール入れます、大好きです!!」
「……おう(照れ)」
お見送り完了。
お互いの独り言―――
野分
「…ヒロさんて結構可愛いもの好きだよな、でもそれが恥ずかしいのかな?…まぁヒロさんが何を好きでも可愛いのは変わらないけど。」
弘樹
「…俺は決して乙女思考なんかじゃない!パンダとかプ○さんが野分に似てるから悪いんだ!」
■おわる
※ただ単に夜来がそのお重を買いたかっただけ。
二万はきつい…(T-T)