【日常】
「お前ってタフだよな。(ガサガサ…)」
「まぁ…比較的そうですね。」
「どうやったらそうなる?(バリッ)」
「うーん…そうですねぇ、何だかんだで鍛えたから、と言う事ですかね?」
「あ〜昔からのアルバイトとかで?(もぐもぐ)」
「そうそう。そりゃ最初は疲れたり酷かったですけど、次第に慣れるというか。」
「ふーん…まぁ俺はアルバイトって野分の家庭教師みたいなのしかないからな。肉体労働とかしてなかったしな。(もぐもぐ)」
「あはは、ヒロさんに肉体労働ってイメージないですよね。」
「悪かったな、頼りなくて。でも昔はスポーツとかしてたんだけどなぁ…(もぐもぐ)」
「そう言えば言ってましたね。剣道とか水泳でしたっけ?ああ言うのは体って覚えてるもんですか?」
「…………微妙〜。(もぐもぐ)」
「微妙……そうだ。今度休みあったら近場でウォーキングとかしません?気候もだいぶ暖かくなってきましたし。」
「あーうん、そうだな。どっかあるかな。(ガサガサ、ポイッ)」
「俺また調べときます。」
「うん。よろしく。(ガサガサ)」
「はい。」
「…………(バリッ)」
「…………」
「…………(もぐもぐ)」
「ねぇヒロさん?」
「んあ?何だ?今日休みだったよな?晩飯どうする?(もぐもぐ)」
「あ、はい休みです。冷蔵庫が寂しいので夕飯の材料一緒に買いにいきませんか?」
「ん〜…どうしよかな。…あ、やっぱ一緒行く。(もぐもぐ)」
「はい。ヒロさんは何が食べたいですか?チラシみたら今日お刺身安いみたいですけど。」
「何でも良いよ、つか野分は何食いたいんだ?とりあえず俺は買いもんいきたいだけだし。(ガサガサ、ポイッ)」
「俺はあっさりした物がいいですからお刺身で良いですかね。」
「うん、良いんじゃないか。(ガサガサ)」
「…………ヒロさん!(ぺしっ)」
「って!いてーな、何でいきなり殴られなきゃなんねぇんだよっ。見ろ、手の甲赤くなったじゃねえか!」
「さっきからポテチ食べ過ぎ!二袋も食べたでしょ!太ってないからってそんなのばっかじゃ体に悪いです!」
「……ウマいんだもん…(しょぼ)」
「…っ、可愛い顔してもダメです!最近ビールとお菓子ばっかじゃないですか。本当に運動させますよっ」
「…ウォーキングなら…」
「やる気ないでしょ。」
「あるよ。さっき言ったじゃねぇか、どうせなら…その…お前と居れるなら…いいって言うか…」
「…ヒロさん…(じーん)」
「だからさ。」
「はい?(ニコニコ)」
「これ買って良い?(チラシ指差し)新作だって、うまそう。」
「……………もうヒロさんはしばらくお菓子お預けです。ちゃんとした食生活にもどします。食べたら本当に怒りますよ。」
「…ケチ…」
「ケチじゃないです。ヒロさんの健康が心配なんです。」
「…………じゃ…口寂しい時…どうしたら良いんだよ?(赤面で見上げ)」
「…(可愛い…)…俺が居るときは口寂しいなんて感じさせませんから。」
「…ぉぅ…」
――何だかんだでラブラブだったり――
end.