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イドラ


イドラとはイギリスの哲学者
フランシス・ベーコンが
指摘した
論理的推測の帰納法の
法則性です

人が誤解や先入観もしくは
偏見などで
陥りやすい要因を分析し

確立したのが
イドラ論になります

ベーコンによれば
イドラには4つのイドラが
あるとしています


1:種族のイドラ
(自然性質によるイドラ)

これは人が人であるが故に
起こるイドラです
人間の感覚による錯覚や
人間故に持つ偏見です

太陽は大きく見えるや
暗闇では
違うものに見えるが
これに当てはまります

2:洞窟のイドラ
(個人経験によるイドラ)


洞窟の中から世界を
見ているという例えですが

個人の癖や性格、教育や
狭い経験から持つ誤った見方です

3:市場のイドラ
(伝聞によるイドラ)

人同士の接触から生ずる
イドラです

社会生活や他者との交わりから
言葉の不正解また不適当な
規定や使用から
引き起こされる偏見とされます

噂などが
これに当てはまります


4:劇場のイドラ
(権威によるイドラ)

哲学者の思考や学説の
その証明の誤りからのイドラです
私たちは権威や伝統を
無批判に受け入れてしまいます

哲学者や学者を舞台の上の
ドラマに見立て
それに幻惑されて
事実を見誤ることです

ベーコンは人はイドラにより
一旦こうだと
思ってしまうと全てのことを
それに合致するように
作り上げてしまうと考えました

誤解や先入観に偏見
気をつけていきたいものです

from Itsuki


↑通りすがりの新参ねこ
まったりしています
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