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長崎の歴史:大浦お慶 3


日本茶貿易に成功した
大浦お慶は
一気に時の人になりました

しかし明治維新が成立すると
日本茶の大産地
静岡からの輸出量が増えて

お慶の日本茶貿易にも
陰りが見えはじめました


お慶は違う商品の輸出を考え
外国人居留地の
オルトやリンガーに
相談を持ちかけていました

そんな時です
1871年の6月
お慶のもとに熊本藩士を名乗る
遠山一也なる人物が訪れます

遠山は熊本煙草の売買契約を
したために
お慶に保証人になって欲しいと
頼んできました


最初は訝しいと思ったお慶も
遠山のあまりの熱心さに
保証人になります

遠山は熊本潘からの派遣を
装おってましたが
熊本藩士の名前を勝手に使い
通詞でもあったため
お慶も引き受けてしまったのです

ところが煙草の売買のために
手付金3千両を
出資したものの肝心の煙草が
入荷されないため


外国人居留地のオルト商会の
オルトは
遠山の保証人のお慶に
手付金3千両の返済を求めます

実は遠山は輸入反物で失敗し
その穴埋めに
お慶を騙したのでした

お慶は熊本潘と交渉し
遠山家の家禄5年分に当たる
約352両の支払いを
受けましたが
これが精一杯でした

〜次回 長崎の歴史に続く〜

from Itsuki


↑しらゆきちゃん
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