ここ数年、生鮮食料品以外の買い物はAmazonで行っている。

商品到着時刻を19時以降とするか、置き配指定にして。

ご飯・おかゆパック、麦茶、レトルト食品、缶詰め、書籍、かさ張る文具などなど。パソコン、プリンターも購入した。

買い物に行く際の交通事故の危険性や、コロナ罹患の危険性を避けることができるし、体力や時間を温存できる。


書籍は、新古、程度の良否、価格の高低、類似・関連書籍まで比較して選び購入できるから非常に便利。


いいことずくめだ。




しかし・・・



何か、物欲、というものがなくなってしまうのだ。


欲しいものは何でも、たいていのものはスマホをポチポチうてば、2、3日で、早ければ翌日にでも玄関前に到着する。

欲しいものは労力なく、いつでも手に入る。



しかし。


何かがない。


欲しいものを考え、あれこれ選び、お店に購入しにいくワクワク感、そこまでの景色・風景、日差し、空気、風、匂い、お店の他の商品の陳列状況、ついでの買い物、現物を見た上での確信ある衝動買い、人間観察、風景の動きからの学び、ほどよい疲れ・・

多くが、Amazonでのポチポチ購入からは得られないのだ。



Amazonはいい。最高だ。

しかし、私が近年、物欲が極めてなくなってきているのは確かで、それはAmazonさんの便利さもかなり影響していると思うのだ。




かなり飛躍して推測するに。

人類の遠い未来は、いずれは紫外線や温度によるストレスがない羊水のような居心地のよい環境で、体は退化し、見方によると進化し、目をつむりながら考えただけで脳に何らかの刺激が行き、すべての欲がかなえられ、ハード面のすべてはコンピューター、ロボット相互間で改廃・進化するようになるとボスは考えている。


それが幸せなことかはわからないが。






画像はボスが入院する病院にあるお蕎麦やさんの鶏天おろしそば。

てくてく足を運ぶ甲斐があるおそばです。


あなたにも。