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星の瞬く空の下

誰にも言わなかった。
言えなかった。

どんなことを言うにも
相手に言ってる様にしているけれど
本当は全て自分に言い聞かせている。

数日前にあの人の何もかもが好きの材料でしかない、と書いた。

でも何処かで私自身も自分にそう言い聞かせてたのだと、気づかされた。

薄々気付いていた。
それでもどうにか知らない振りをしようとしてた。

思えば、あの人が
「元カノが俺ら付き合ってること知ったらどう思うかな?」
「俺が元カノのことこうやって話すの嫌?」
なんて言う彼に対して、
「私たちは何言われようがお互い慰められるけど、実際一番辛いのはあの子だよ」
「私は元カノが辛い思いしてないか、それだけが心配なの」
と返した。

そんな中、昨日友達と呑みに行った。
そこに元カノがいることを知っていた私。

何せ、彼の元カノと私は仲良くて、中学からの特別な友達だからだ。

その呑みの席で話した。

元カノに
「○○(私)ちゃん、大丈夫!?私それがすっごい心配なの」
「○○ちゃんがいいならいいけど、本当あの人怖いから、何かあったら相談してね」
って言われた。


気づいちゃった。
私と元カノはお互いに心配してるのに、
彼だけが自分のことばかりを考えていた。
何を言うにも、結局は私や元カノより自分の為の発言。

別に嫌いにはならないけど、
馬鹿らしくなってしまった。

人の気持ちなんて一瞬だ。

もう見て見ぬ振りをするのはやめよう。
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