感情は朧気に

もうすぐ再会の時なのです。

貴方に会う為に
自分の時間を裂いては


可愛いお洋服を求めたり

はたまた肌荒れを気にしてみたり


ほんと、女の子してるのです。
かわいくない。


後で上手くいかなかったとき、自らのこういった行動を罵倒するんです。



彼の前だと気張って喋らずいられる。
なのに、可愛く見られたくて自分の時間を削る。


結局彼次第でどうにでもなってしまうくせに。


彼の前では従順な少女で、
彼に想いを馳せては
胸の痛みすら快感にかえてしまう。


誰か殴っておくれ。
彼に触れられては
簡単に濡れてしまう私を。

知らなかった、
こんなにいっぱいいっぱいになるなんて。


恋。
恐ろしい病。


こんな感情、
知りたくなかった。