勉強に対する意欲がプツッと切れてしまったので、やる気が戻ってくるまで現在待機中です。
はよ戻ってこーい!!
というわけで、気分転換に新しい本を読み始めました。
マンガですけどね。
坂本眞一さんの『イノサン』という本です。
なるべく気をつけますが、多少ネタバレがあると思います。すみません。
フランス革命時に実在した死刑執行人、サンソンを描いたお話です。
フランス革命ファンの血が騒ぎますね。
フランス革命で処刑された著名人の最期には、必ずこのサンソンが関わっています。
にもかかわらず、サンソンについて深く調べたことはなかった。
考えてみたら、この人もフランス革命に深く関わった重要人物の一人ですやん。
なんでこの人のことを今まで調べようと思わんかったんやろう。
一度は栄華を極めた人間たちが、次々と自分のもとに送られて断頭台に消えていく様を、どんな思いで見つめていたのか。
自分の仕事を通して、この人の目に革命はどう移っていたのか。
そういうことを考えると、いてもたってもいられなくなって、さっそく本を手に取ったわけです。
1巻→ちょっとグロい表現が多いのが気になるけど、まぁ死刑執行人の話やし、多少は仕方ないか。ストーリー気になるし続き読も。
2、3巻→な、なんか…。巻数を重ねるごとにグロさが増してないか?八つ裂きの刑とか聞いてないよ、この時代にもあったんか、まじか…。ちょ、やめて。つらいつらいつらい。首切るだけと思ってた自分が馬鹿だったーー!!!ギロチンはよ!!カモン、ギロチン!!!
まぁこんな感じです。
いや、なんというか。
いろんな意味で想定外。
当たり前やけど、この人はフランス革命よりずっと以前から活躍しておられたのですね。
てっきりギロチンしか出てこないのかと…。
ギロチンはまだですよ。
まだルイ15世時代で、マリー・アントワネットは生まれたばかりの赤ん坊です。
ギロチンはルイ16世時代に誕生するので、まだまだ先ですね。
というか、まだ八つ裂きの刑の真っ最中なのですよ。
はよ終わって。もう無理( TДT)
読むのつらい。
でも八つ裂きの刑も車裂きの刑も、本当にあった刑なんですよね…。
恐ろしい…。
人間ってよくあんなむごたらしい刑を思いつきますね。
特に八つ裂きの刑のときは、はるばる遠くの地方から大勢の人が押し寄せてきて、パリ中が見物の人でごった返してたというのですから、当時の人たちっていったい…と考えたくなりますが、案外現代も大差ないのかなって。
それでなくても当時は身分が高い人がやれば軽い罪で済んだものが、身分が低い人が同じことをすれば死刑なんて時代です。
人権とか、平等とか、そういう概念がまるっきりない時代。
人を人と思わない時代だったのかもしれません。
あのむごたらしい刑は、そんなフランス革命前の異様な社会の象徴なのかもしれない、なんて思ったり。
ついつい語ってしまった(;・ω・)
正直、普段なら絶対に読むのをやめるレベルですが、これは実際にあった出来事で目を逸らしちゃいけない現実だと思います。
むしろそんな目を逸らしたくなるような出来事にこそ、私たちが学ぶべきことはたくさんある気がします。
人間は簡単に同じ過ちを犯してしまう生き物ですからね。
そうならないために歴史を学ぶ意義があるんだと思います。
とか偉そうなことを語りつつ、イノサン、読むのを少しお休みするかもです(^_^;)
さすがに連日で読むのは非常につらいお話です。
あと学生の私にはお値段もちとつらいですね。
次はTSUTAYAのレンタルで探してみようかと(笑)
しかし一見の価値ある漫画だと思います。
いろいろと考えさせられるお話です。
読んでみたいという方は3巻までは手元にあるので、私がブック●フに売りに行く前にぜひお声かけを(°▽°)
そんなすぐには売らないと思いますが(笑)
今日は完全に自分の世界に入ってしまい、失礼しました。
また女子大生らしい楽しいことも書きます(笑)
ではではおやすみなさーい!