きのうはネコの日でしたね。
アイコンがネコなのにブログの更新を忘れるとは( 'ω' )<なんたるぶざまな
で。今日の帰りに思い付いた文章を。下書き無しで打っていく。
ふと思ったんですが狐審神者の文章って基本的に下書きなんて存在しませんね。
文章はいつもの如く追記にて。
今日は長谷部視点。長谷部との会話です。
『なぁ長谷部、きのうは猫の日とやらだったらしいぞ』
誰だ主に変なことを吹き込んだ族は。圧し切る。
「其れで?何です?語尾に”にゃあ”とでも付ければ良いんですか?」
「まぁ嫌ですし断りますけれどね」
『主命をのーさんきゅーと断る長谷部はウチくらいのものだろうな』
「普段は断って無いでしょう?鍛刀とか鍛刀とか鍛刀とか」
『済まん、また宜しく頼む』
まぁ、鍛刀に文句は無い。新しい刀の収集も仕事のひとつだ。
其の手伝いを少しでも出来ているのなら、此の上無い幸福というものだ。
しかし言うと調子に乗るので審神者であり主君である彼女には絶対に言わないが。
『そうか。だが主命で語尾に付けさせるというのは思い付かなかったな』
『てっきり俺が付けるものなのかと思っていたぞ』
もしや主に変なことを吹き込んだのは俺か。
『長谷部。おしごと、手伝って欲しいニャ』
「……貴女は狐なのですから”コン”の方が良いのでは無いでしょうか」
『そうか?うむむ、難しいな……』
そう言うと、細い指を口元に持って行き色々と考え始めたようだ。
『そうか!”ねこみみ”とやらを生やせば良いのか!』
どうしてそうなった。
しかし、そう言うなり狐耳を出し、即座に猫の其れへと変化させていた。
尻尾も同じく、狐から猫のものへと変化していた。
「主、貴女一体何尾なんですか?」
『最低二の最高九だ。好きに出し入れできるんだぞ!すごいだろう』
「確かに凄いですが貴女、九尾様だったんですね」
『威厳は無いがな。さて、あとは誰かから服を借りねばだな』
『……あのな、長谷部。俺はきみたちの為なら何でも出来るし何でもするぞ』
『例えば、きみたちが望むのであれば、きみたちの為ならば、』
『此の身体など幾らでも差し出せる。其れで済むなら安いだろう?』
『俺はきみたちの所有物なのだから、好きに扱って呉れて構わん』
『飽きたら捨てて呉れ。それでも仕事は確り熟して見せるさ』
『だから捜索、がんばってほしいニャン』
「捜索の件は、一応ですが考えておきますね』
『あと、俺達は貴女だから此の関係に文句を言わないんです」
「貴女だから付いて行きたいし、憑いて逝きたいのです。どんなに大変で辛くとも」
「それを、覚えていてください。絶対に、忘れないで下さいね。」
「さて、服を調達しましょう。俺の内番服は如何ですか?」
「小柄な主には少し大きいかもしれませんが」
『おぉ!借りてもよいなら借りるぞ!かわいくなれるか?』
「主は今のままでも充分可愛いですよ。此れ以上可愛くなってどうするのです」
『きみたちが俺を見て頑張れるよう、もっともっと可愛らしくなりたいのだ』
「そうですか。ですが俺達古参は主の可愛さを充分知っているし分かっているので、」
「其れ以上可愛くならずとも別に良いですよ」
そう伝えると、主は『そうか』と一言だけ発して、顔を袖で隠して終った。
うちの主が今日もこんなに可愛らしい。