私も会社に所属する探偵として長年やってきましたが、最も依頼が多いのが不倫調査です。
しっかりした裏付けを得るにはそれなりのワザとカンを要すると思います。
地道といいつつも予想外の出来事は多く、速やかに対処する判断力も大事です。
特に、調査対象やその周囲に不倫調査を悟られてしまうと、クライアントの利益を損なうことに繋がるため、細やかな注意を怠らないことは言うまでもありません。
興信所を選ぶ際の指標となる探偵能力というのは、会社の規模によるところも大きいです。
全国に協業体制を持つ探偵社の場合、最先端の機材や捜査手法の研究に努めており、その点ではけして他社に劣らないというメリットがあります。
規模の大きなところは相談員や調査員の教育にも積極的で必然的に仕事の品質に大きく影響してくるのではないでしょうか。
成功報酬の場合、気を付けるべきなのは、例えば浮気調査について依頼したとすると調査期間が3日間あったとして、調査を行う3日間で浮気の証拠を掴めなければ調査は成功となってしまうのです。
実際のところは不明確であっても、調査中に浮気が見つけられなかったら浮気の証拠がつかめないまま、専門的な調査は完了となり成功報酬として料金を支払うのです。
パートナーの浮気に気づいたら、ぜったい裏付けをとるべきです。
浮気の証拠としてもっとも有効性が高いのは、写真や動画など、第三者が見て浮気だと判断がつくものです。
シロウトが相手に警戒されないよう尾行して浮気現場をつきとめたり、慰謝料請求や裁判に使える証拠をゲットするのはトラブルの要因にもなりかねませんし、その道のプロである探偵を利用することも考えておくと良さそうです。
明らかな浮気の裏付けがとれない限り、離婚や慰謝料請求の訴えを行っても苦しいかもしれません。
不倫行為の存在を法廷が認めてくれないこともあるからです。
「疑い」レベルではクロ扱いされないということですね。
そんなときに大事なのが「動かぬ証拠」なのではないでしょうか。
思いこみで裁判に負けることは本意ではないはず。
だからこそ、調査で証拠を確保することをおすすめします。