先天性奇形は、現在の日本ではどのくらいの確率で見られるかというと全国の出生数に対して、平均4%と言われます。
高齢での出産など、様々な要因が考えられますが奇形のリスク低下に役立つと言われる栄養素こそビタミンB群の一つである葉酸です。
特に、胎児の細胞分裂が最も盛んな初期のうちに所要量を摂ることが大事なので、妊娠がわかったときから、葉酸は絶対欠かせない栄養素と言っても言いすぎることはありません。
葉酸を摂ろうと思うと、レバーの他、ほうれん草などに豊富に含まれているのですが毎日食べ続けるのは無理な話で、どうしても摂取が不足してしまいます。
葉酸の所要量を満たしていくためには、日々の食事に頼って十分な量の確保はできないので、栄養補助食品や薬も取り入れていくことです。
食生活や他に飲んでいる薬など、様々な要因を考え合わせた上で、自分なりのやり方で毎日しっかり葉酸を摂るようにしたいものです。
胎児の先天性障害発症リスクを抑えるために、妊娠前から妊娠初期にかけて、サプリメントによる葉酸摂取が一番良いですね。
サプリによる補給はお手軽ですが、飲むタイミングによっては思わぬ副作用を発症することもありますから、注意が必要です。
葉酸サプリメントの効率的な摂取のためには、食事の後、30分以内にサプリを飲むようにするのが良いでしょう。
通常に食事によって摂取した栄養素との相互作用が働くことで、葉酸の効率的な働きを促すことが出来ます。
逆に、胃に何も入っていない状態で摂取すると、葉酸が効率的に働かないだけでなく、食欲不振や吐き気といった、胃の不調が出ることもありますので、空腹時の葉酸サプリの摂取は止めておきましょう。
特に女性の場合は、妊活中にお酒を飲むことがないよう言われるのが普通です。
なぜならば、どの時点でも、もしかしたら妊娠している可能性があるかもしれないと考えて妊娠していることに気付く前にアルコールがお腹の中の赤ちゃんに影響しないようにするためです。
また、飲酒をしているとホルモンバランスは乱れやすくなり、体を冷やす作用もあるため赤ちゃんを望む女性にとっては避けるべきものだからです。
葉酸は加熱によって失われやすいため、葉酸摂取を目的とした調理において、気を付けてほしいポイントがあります。
具体的には、なるべく火を使わずそのまま食べられる方が良いのですが、食材の種類によって熱を通す必要があるならば、短時間の加熱で済ませられるようなメニューを選び、わずかな時間で済ませた方が、葉酸の流出が少なくて済みます。
こうした調理がめんどくさい、または自由に食事したい、と考えるならば、サプリを活用すれば一番簡単だと言えますね。