葉酸は妊娠初期に多く摂らなければならないというのはかなり知られてきましたが、本当のところ、妊娠中期や後期になっても妊婦にとって葉酸は欠かせない栄養素の一つなのです。
出産まで、葉酸は胎児の発育を助けますし、母体にとって危険な貧血や妊娠中毒症の予防にもなります。
そのため、妊娠初期を過ぎても、できる限り、葉酸を妊娠中から授乳が終わるまで必要量は確保して欲しいと思います。
近年の日本における先天性奇形の発生率は出生数全体の約4%とされています。
考えられる要因は、高齢出産、ウイルス感染などですが奇形のリスク低下に役立つと言われる栄養素こそ葉酸だということが知られるようになってきました。
とりわけ、胎児が細胞分裂を盛んに行っている妊娠初期の葉酸摂取はとても大事であり、その意味では、葉酸とは妊娠中の女性に最も強化しなければならないビタミンだと言っても問題ないと思ってください。
ストレスは不妊と切っても切り離せない問題です。
ストレスは体内のホルモン合成を妨げ、不妊症の様々な要因のスイッチ役となるからです。
周囲の励ましや期待などが負担となったり、時間的制約による焦りが不妊治療という不慣れな状況とあいまって負担になるパターンもあって、ますます追い詰められるという繰り返しも、ないわけではありません。
自分を追い詰めずにおおらかにいくこと、それが大事かもしれません。
親友の話なのですが、妊活を頑張っていた頃、薬のようなものを飲んでいたので、「妊活中に薬を飲んでもいいの?」と聞くと「漢方だよ」と教えてくれました。
その子によると、体質改善のために漢方を利用していると言っていました。
漢方なら、妊活中でも飲むことに抵抗がありませんね。
その漢方のおかげなのか、彼女は無事に赤ちゃんを授かることが出来たそうですから、みんなでお祝いを計画しています。
妊活とは、夫婦生活を含め、日常生活の中で妊娠しやすい体づくりを進めていく活動の事をいいます。
この妊活は女性側が実践するものがよく紹介されています。
しかし、男性にも出来る妊活があるんです。
それが葉酸の摂取です。
不妊などの原因は母体にあるばかりでなく、意外にも男性側の問題だというケースもあります。
男性の精子に染色体異常があると、受精卵が着床しにくくなるのです。
質の高い精子をつくり、染色体異常のリスクを低減するためにも、男性も、葉酸の摂取という妊活を始めてみてください。