かれこれ十年以上、興信所の探偵として勤めていますが、不倫の証拠集めには相応の経験とカンが必要です。
想定外のことがたくさん起きますし、それをすぐ判断してベストな選択をしなければいけないので、気は抜けません。
なにより、対象人物に浮気調査がバレてしまうことが問題で、発注者の安全と利益を損なわないよう、常に細心の注意を払うことが大事です。
信頼と安全の確保に手抜きはありえないのです。
探偵が使うという追跡グッズとは、自分で買うことができるかと言えば買うことができるのです。
追跡グッズは、一般にはGSP端末を用いるというケースがほとんどですが、これは誰でもインターネットなどで購入可能です。
車両に載せてあるGPS端末というのは、本来は車の盗難されたときのために付けておくものですのでいかなる人でも買えるのは当たり前です。
最新技術の普及により、GPS機能を使えば、浮気が懸念される人の位置情報を簡単に見つけられるようになりました。
スマホのGPS機能といってもONにしておかなければ意味がありませんが、それを相手に使わせることさえできれば、相手の現在位置を特定できてしまうのです。
別に違法というわけではないですし、相手の不倫を自力で見つけたいときはこれとウェブ上のマップを併用するといいかもしれません。
探偵業者に配偶者の浮気の追跡調査を依頼すると、調査していることが相手にばれないか心配になるのは無理もないことです。
探偵というのは相応の技能と経験を持つプロフェッショナルですから、むこうが気付くようなことは、極めて少ないといっていいでしょう。
また、意外なところでは、調査を依頼したことで緊張のあまり態度がぎこちなくなってしまったせいで、相手のガードがかたくなり、うまく証拠を押さえられないこともあります。
探偵の報告書を受け取るまでは、いつもと同じように生活するようにしましょう。
成功報酬の難しいところは、例えば浮気調査を依頼したケースではその際の調査期間が3日間だったとすると、3日間で浮気が発覚しなければ調査は成功ということになるでしょう。
実際には浮気していたとしても、調査中に浮気が見つけられなかったら浮気かどうかの証拠をつかむことなく、調査期間を終えてしまい成果もないのに成功報酬を支払わざるを得なくなるでしょう。