妊娠した女性にとって胎児の順調な発育のため栄養素の中でも特に重要なのが「葉酸」です。
何といっても「葉」なのでキャベツとかレタスのような葉物野菜に豊富だという印象を持たれますが、本当は果物からもたくさん摂取できるもので、100gのイチゴを食べると、90μgも葉酸を摂れるのです。
妊娠中の葉酸所要量は通常のほぼ倍なので、葉酸が豊富な食材について調べ、毎日の献立の中に上手く取り入れてください。
基本的に、葉酸は妊娠前から妊娠3ヶ月の期間の摂取が最も重要な期間であることは、疑いようがありません。
それでは、この期間を過ぎた後、具体的には妊娠中期から後期の妊婦にとって、葉酸は不必要なのか?という疑問も抱きます。
しかし、そんなことはありません。
葉酸の持つ効果の中で最も重要な、胎児の先天性異常に対する発症リスクを減少させるという有効性に限った話では、妊娠初期が注意が必要な期間ですので、この時期での摂取を特に意識して欲しいという事であって、葉酸の摂取はこの期間だけに限った話ではないのです。
一刻も早く赤ちゃんが欲しいからと妊活している時、栄養をしっかりと取ることは重要です。
「太り過ぎ」までいくと問題ですがダイエットという考え方は一度忘れ、体に必要な栄養を摂りましょう。
間食は栄養を摂る目的と捉え、食べ過ぎさえしなければ気分転換にも有効です。
葉酸が妊婦に不足しがちということで、妻は妊娠がわかった直後からサプリメントを飲んでいます。
本当にサプリメントが効くのかと思ってみていましたが、少し分けてくれないかと妻に聞いてみると、「男の人にはもっと良いサプリがあるんじゃないの」と却下されました。
しかし、決められた量なら飲んで悪いことはないだろうと妻には内緒で葉酸サプリを試してみました。
サプリを飲む前に比べれば、心なしか次の日を気にせずお酒を飲めるようになり、口内炎が悪化しにくくなったのは確かです。
葉酸は、胎児が母体内で順調に発育するために積極的に摂って、必要量を確保しなければならないとすっかり有名になりましたが、元々の性質が、熱に弱く、水に溶けやすいので葉酸を十分に摂ろうと思ったら、食事のみだと大変なことが多いようです。
葉酸をどうやったら効率よく摂れるか、調理方法を知って実践して欲しいですし、サプリメントや錠剤などで計画的に補うことも一度は検討するべきです。