私の思う卑しい性格のほとんど90%を占めてしまっている彼女は、どうあがいても好きにはなれないなとつくづく思うのです。島袋です。





猫を被ってまぁ、世に溢れる男共を見事に手にしていくその驚異に只々空いた口が塞がらない。その中の1人であろう彼の眼を私に譲り受けてはくれまいか。そう願い乞うくらいならば自らの手で奪い去ってやろうではないか!





しかし、凡人。私はただの度胸も勇気もない凡人でありました。もう幾分か賢く生きていくことが出来たらば、こんな思いはしなかったと、そう反省してしまうのです。





そう簡単に許さないで!もはやこの怒りの矛先は彼に向かってしまうのです。あのときの至福は何処へ?その答えは彼にしか分かり得ない。もう厭だ、死んでしまった方がこの世と2人の為だ!とか嘆いてしまう朝には、寒さに負けて布団の中に潜り込むのが最善の処方ではないかな。





そうですか。楽しいですか。それは良かった。面倒でとても手に負えない顧客を他人になすりつけて、自らの過ちは見ないふり、人間によって態度をコロリと変えるその千変万化、才能の一つであろう卑しい仕草、そうですか。愉しいですか。そりゃあもう良かった良かった。





ところでいつまで其れをも騙し通すおつもりで?