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夏の夜の…

怪談話、よく聞きますよねー。
諸々あり、様々な形で伝わってますよね。
由来考えるのも面白いし人間の価値観のようなものにも関係してくるし。


四谷怪談。

うらめしやー。

諸説あるようですが、やっぱり、四世鶴屋南北の『東海道四谷怪談』が1番知られてるのかな。
私もそれをモチーフにしたアニメ(怪-ayakashi-)から知ったんです。
それまでは聞いたことある程度だし、幽霊の台詞ってでしかうらめしやーって捉らえてなかった。
由来あるんだーみたいに。

アニメ怖かったー。最初のくだりからゾクゾクした。演じた人達大丈夫だったのか心配になったし。
その時は伊右衛門やお梅ってヤな奴だ、お岩さん不憫だって思った。

でも今日は見方変わった、京極夏彦さんの『嗤う伊右衛門』を読んだら。
嗤うって漢字が嘲笑う感じの意味合いっぽい感じがして、最初はお岩さんを嗤うのかなって思ったけど全然違ってて。

相思相愛なんだよね。不器用な夫婦ってだけで。
お互いに強い、心が広い。
伊右衛門が全てを受け入れて夜釣り、強すぎ。

伊東の悪役っぷりや周辺の話の絡みが絶妙。
伊東、ほんといらつく。
按摩屋の宅悦さんとお染ちゃんはかわいそう…。伊右衛門も泣くよ、そりゃ。
その時の伊東もなー(`ム´)

ラストシーンは衝撃だった。
泣けた、感動の方で。

私こっちの話のが好きだ。
しっくりくる。

お岩さんは確かに不憫だけども。

映画化もされてるようだ。

諸説あるので真相は定かじゃないけどさ。
こうだったらまだいいなって。
アニメじゃ子ども嫌ってたけど子煩悩な彼もいいと思う。

京極作品だからか、伊右衛門がどことなく台詞が京極堂と似てる部分もあった気がしたのは私だけ?
アニメの伊右衛門と同じように平田ボイス変換したせいかしら?


ホラー系のって苦手なんだけど、これは読めた。

京極作品は厚さや言葉の難しさはあれど不思議とスッて入ってくるんだよね。
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