最近、妊娠したら葉酸を摂るという話がずいぶん定着してきました。
赤ちゃんを健康に育てるためだけでなく、お母さんが健康に過ごし、無事出産できるようにするためにも葉酸は役に立つのです。
どの時期に、葉酸が最も必要になるかわからなくなってしまうかもしれません。
実のところ、妊娠直後に葉酸が最も多く使われるのです。
そして、授乳するときも意外と多くの葉酸が使われるので、授乳している間は積極的に摂ることをすすめます。
妊娠をきっかけに栄養指導を受けたり、地域が主催する、母親学級を受けに行った方は多いと思います。
こうした機会に、葉酸が持つ働きと、葉酸を多く含んだ食品を学んだ方も多いと思います。
葉酸がどのような食品に多く含まれているのかというと、一番有名なものはレバーですよね。
あるいは、野菜も代表の一つですね。
実際に食材から葉酸を摂取しようと考えた場合、いくつかの注意点があります。
葉酸は加熱によって失われやすいというリスクを理解し、十分な葉酸摂取を心がけてください。
葉酸はビタミンB群で、水溶性であり胃が空っぽの時に一番吸収されやすく、もし葉酸を摂るタイミングを選べるならベストなのが食間です。
可能であれば、一日の所要量をいっぺんに満たそうと考えず、可能な限り数回に分けて摂れば身体のためには良いのです。
一番効果的な摂取のタイミングを挙げれば、就寝中に肝臓の血流が減るので、その前に飲むのが一番良いとされます。
市販されている食品のうち、葉酸を多く摂れるのものは目立つところに特定保健用食品のマークがあるはずです。
皆さんもどこかで見ているはずのマークは、消費者庁がそれぞれきちんと審査を行い、認可した食品に限定して、マークで表示することを認めているのです。
特定保健用食品のマークを探して、それがどこかにあれば消費者庁の認可を受けていることの保証がされているので、同じ食品なら葉酸を添加したものがいいという場合は判断の目安として役立つものです。
女性にとって、妊娠は生活や気持ちの持ち方が変わる要因となるため無意識のうちにそれがストレスとなって自律神経がバランスよく働かないこともありえます。
ホルモンバランスが変動することや、毒素を排除しようとすることによって、つわりは引き起こされるのですが、自律神経の働きが影響していることも考えられます。
摂取した葉酸は、自律神経の乱れを調整し、ストレスに耐えやすくするように作用するのでつわりの症状を抑えるのにも有効だと考えてください。