またいつもより厚着して、土手に行った
翔はまたもう来ていた
土手に座って遠くを見ていた
「どうしたの?」
私が聞くと翔は
「元カノと話してたんだ、お許しを貰ってたんだ」
「何のお許し?」
「綾?綾は俺の事を好き?」
「うん、、、」
「じゃあ、付き合おっか」
「えっいいの」
「綾は元気な女の子で、いつも笑わせてくれて、だから俺も綾に幸せをあげたくてだから、彼女作りますって元カノの了解を貰ってたんだ」
「え、あ、ありがとう」
そう言った瞬間、突っぱねていつも一人でいたのは、本当は寂しかったのかな
なんて思ったのか思わなかったのか
訳も分からず泣いてしまった
「よしよし」
そう言って翔は私を抱き締めキスをしてくれた
全身がほっこりあたたかく
私達は手を繋ぎながら大空を見上げた