兎が迷い込んだ空

例え 私が居なくなっても
世界は廻る 廻り続ける

例え 悲しんでくれる人が
ほんの少しでも いたとしても

“困る”位のモノで
生きることや未来に 支障なんてない



私が居なくなっても

その人の世界は廻る
その人の時間は巡る



私は“本当に”必要となんて
されてなんかいない

居なければ居ないで
それはそれで

誰かが“本当に”
困ることなんてない

喧嘩になる度
お互いに暴力をして

でもやっぱり
男と女の力の違いは歴然で

彼の体には痣は出来ず
私の体には痣が出来る

頬を思い切り叩かれ
勝手に涙が溢れ出た

乱暴に扱って
色んな所にぶつかるから
その痣や打ち身も沢山になった

私は痛みと抵抗からの暴力
彼は痛みの怒りからの暴力

もう どうしていいのか
わからない