兎が迷い込んだ空

ねぇ、私は 何の為に
生まれて来たの？

狂わされる為？
躍らされる為？

ねぇ、誰か 教えて



私は 唯 普通の
幸せが欲しかっただけ

なのにどうして
なのにどうして…



悲劇は繰り返す



精神が悲鳴あげてる
心が泣いてる



ねぇ、幸せの道標

誰か 導いて お願い…

想えば 始まりは鎖だった



転々と 唯、繋ぎ留めた
命を繋ぐ 鎖

ひとつの場所に永く留まれず
次から次へと 渡り歩く

でも 所詮は
一本の鎖でしかなくて

崩れたら ほら、本当は
ずっと ずって歩いてた

血に濡れた 腕が語ってるでしょう？
唯 繋ぎ留めた鎖

そんな命は永くは留まれない

もう 次なんて捜す
気力も無いから

其処に留まり 沈む
鎖は音を立てて 崩れ始める

血に濡れた鎖が語ってるでしょう？
唯 意味の無い鎖

そんな命はもう要らないから

そんな命はもう救われないから…

深く深く 切り裂いた
闇からはとめどなく黒（ﾔﾐ）が溢れる

繋ぎ留める 命の糧など
何処に在るんだろうか

捜したって見つからない



ねぇ、君だって
気付いているんじゃないの？
このまま続けてたら 僕が壊れるコト

幾ら逃げ足が速くたって
闇からは逃れられないよ


もう止めにしようか、って言って
止められたら楽になれる？

全て投げ出して
闇にすくわれたら 楽になれるの？

それとも このままこの人生‐game‐を
続けたら 僕は闇からも 救われますか

自問自答 繰り返す

偽りの 理想（ｺﾄﾊﾞ）並べて
ﾎﾝﾄの 気持ち（ｺﾀｴ）から逃げて

偽りの言葉で隠して
ﾎﾝﾄの答はひとつなのに



ｱﾚがｲｲ ｺﾚがｲｲ
なんて言いながら 別に

本当に本当に 欲しい
言葉（ｾﾘﾌ）は 胸（ｺｺ）に在る。

本当に本当は
そんな言葉（ｾﾘﾌ）欲しくなくて

本当は本当は 一言が在ればｲｲ



偽って偽って 出来上がった私の
遠回しの遠回りの 本音（ｶｸｼｺﾞﾄ）

いつか 伝えられる(ｲｴﾙ）って信じてた
いつか夢見た 君との未来図は

胸の 扉（ﾄﾞｱ）開けたら
溢れて 止まらないのに


また どうしてだろう？
閉じちゃった 恐くて 見えなくて



嘘の理想は要らないよ

だって ｱﾚやｺﾚ なんて
本当は求めてない

本当に本当に 欲しくて
大事な答はひとつだけなんだ

心の闇は広がるばかり

抜け出せなくなる

抜け出す術さえもわからない

鍵を握ってるのは
他の誰でもなく 君なんだ