兎が迷い込んだ空

感情の出入口が
見付からない

閉ざしてしまったら
開けるのは難しい

感情制限が出来なかった
そんな奴の愚かな末路

ただただ君の電話を待つ

唯一の幸せな時間は
君の声が聴ける時間

離れてしまった君と
繋がってると想える時

だから私は今日も
電話を見詰めてた

眠って目が醒めると
真っ先に電話を確認する

眠ってる時に来ても
なるべく気付けるように

電話を近くに置いて
眠る習慣もついた

ただただ君の声が聴きたくて
ひたすらに待つ

待つことしか出来ない私は
なんて無力なんだろう

他に私には出来ることは
ないのだろうか？

心臓に負担が大きい薬を
ODしちゃったみたいね、私。

なんか無意識に心臓に負担
掛けてばかりだなぁ…。

心臓診て貰ってください
って言われちゃったよ

どの薬のODも手を切ることも
少なからず心臓に負担いくし

解ってはいる筈なんだけどなぁ…

…でも、心臓に負担がいく薬を
毎日飲んでるのかぁ

って思ったら、日々

他人より心臓削って
生きてるんだなって思った。

…どこまで削れてるんだろ
私の心臓は後どの位保つんだろう

不安にだってなってる

もしかしたら、
もしも、もしかして

彼は裏切らない
そんな人じゃない

良く解ってる
良く知ってる

大好きで大切な人

でも 不安定になると
やな妄想ばかり浮かぶの

空想の世界で
世界をずっと描いてる

目を瞑ると波が押し寄せる

そして涙を流す

繰り返し 繰り返し

眠れない…

でも知ってる

眠れない理由なんか
知ってるんだ…

薬禁止されてるから…
取り上げられちゃったから

暫く薬は飲めない…

それで大丈夫ならいい
でも、大丈夫じゃないのが私

薬漬けにされた私

その内手が痺れ始める
もう目の前すぐそこ

不安定さは誰にも解らない
親になんて尚更解る筈もない

涙だって出る

だって 彼が居ないから