昼頃。外は雷が伴う雨が勢いよく降っていた。私は思った。



天は私に味方したのだと…!!!!



雷鳴が轟く中、私はほくそ笑む。



しかし、無情にも雨は止む。六時前。宣告通り、MとMチャンは喫茶店にやって来た。思わず、私は身を隠し、手で目を覆う。入ってこようとするのを中から閉めようとしましたが無駄でした。どんだけ嫌やねん。そんなけ嫌やねん。せめてもの抵抗に私の立ち位置から死角になる席に座らせる。注文を聞き、営業時間が七時までなのでそれまでに出ていって下さいと言う。それからMにホットティーをMチャンにホットカフェオレを「お飲み。」と言いながら差し出す。Mに「何故、上から目線なんだ。お客さん、お客さん。」と言われたので「お飲みなさい。」と言って去る。マスターに 「知り合いか?」と聞かれたので「友達です。一応。」と答える。「同級生か?」と聞かれたので「同級生です。一応。」と答える。何て一応な関係なんだ。えぇ、あの、もう来なくて良いと思いますよ。ハイ。来ないで下さいまし。


明日は病院です。新しい先生はどんな方でしょうか。出来るなら白髪の眼鏡をかけた御爺サンを希望。若しくは女性で。それから体調ゲロゲロ事件以来のポプです。多分、ハイパードラマティックも出来ないでしょう。何も出来ないでしょう。





(詳録五月十八日)