梅雨に入ってぐずついた天気が続いて洗濯物が乾かないのはゲボバですわ。そんな陰鬱な気分にさせられる梅雨ですが、今日は思い切って、解禁された映画館に行き、映画ホーンテッド/世界一怖いお化け屋敷を観てきました。1人で。私を含めて10人位しか居ませんでしたね。イーライ・ロスに導かれし者達。或いはそれ以外。入場する際にコロナ対策で画面に映るだけで熱が測定される機械を体験し、それが1番テンション上がったかもしれないです。これが最新機器ですか。凄いですね。


以下、感想。多少のネタバレ注意。


本物の殺人鬼が手掛けたお化け屋敷に何も知らずやって来た男女6人が入り、怖い事になる話です。良い意味でも悪い意味でもスタンダードなホラー映画でした。お化け屋敷に入り、二手に分かれてからまた合流するまでは良かったです。そこからの不要な設定、雑な殺され方、御前等何やったんやと言う展開にもやもやさせられます。言ってしまったら予告が1番面白かったのかもしれません。予告以上のものが本編でない。主人公の過去について語られる部分がありますが、これが後の殺人鬼等の伏線に繋がるのかと思いきや、過去を彷彿とさせるシチュエーションになっただけでした。恐らく、殺人鬼が意図した訳でもなく偶々。もしかしたら話を聞いていてそう仕向けたのかもしれませんが、特にそれ以上のものがなく、必要だったかと疑問に思う設定です。殺され方なのですが、殺人鬼は6人、主人公サイドも6人でその前に入った人間も入れたらそれ以上になります。これだけ居たら、エキサイティングダイナミックキルの1つや2つ見れるかと思いきや、ほぼ似た殺され方や、意外にあっさりとか、忘れられている様な人物が処理に困ったと言わんばかりに雑に殺されたりと殺人鬼が6人も居て、見た目は個性的なのに殺し方に美学やら執着やら拘りやらがないのかと思いました。導入で仕掛けを拵えているシーンはしょぼそうとは思いつつもこの後、何処で発動するのかワクワクさせられて良かったのですけどね。罠男にならず。主人公の彼氏も助けには来てくれたのですが、必要だったんですかね。殺され枠が居るのは良いのですが、前述の通りですし、ストーカーとか何だとか言われてましたが、それについては理由やら詳細は不明で逃走用の車持って来ただけのただのイケメンだと思ったら不憫でしかなかった。こう言うポジションって頼りになったり格好良かったりする事件にピリオドを打つと思うのですが許されませんでしたね。可哀想。本当に。ホラー映画は結構観てる方だと物足りなさはあると思います。況してや、イーライ・ロスの名前を出されたら尚更です。イーライ・ロスは監督も製作も脚本も原案やって。ホラー初心者の方には丁度良いハードルなんじゃないかと思います。終わり方は好きです。やっぱりDVDで十分の内容でしたが、久々に劇場に足を運べた事は良かったです。


帰りの際に、車内の音楽が聴こえない位に雨が降ってました。



(詳録200709)