初めての外来で、確か2人目か3人目の患者さん・・
「しんどい 気が狂いそうになるから入院させてほしい」 ととても苦しそうな表情で訴えてきます
20代の女性でした。 聞いてみると覚せい剤を使っていたことがあるとか・・・
覚せい剤の後遺症かと思われ、「これは大変」と当時、まだ殆ど入院患者を担当したことがなかったけれども、私は独断で入院を判断。
でも、そこは精神科病院でなくて普通の総合病院に精神科のベットがある病院でした・・
後にも先にもこれが一番大変な入院でしたね(・・;
なぜならその女性はやくざの妻でしたから・・ 平穏な病院にそちらの関係の人たちが出入りし、気に入らないことがあると病棟で大声を出して威嚇するのです(・・;
静かに休んでいる鬱病の患者さんは意外に落ちついてましたが・・ あとで聞くと、怖かったと・・・
その頃、まだ医師になって1年ちょっとの私にとってはスパルタ過ぎましたね・・ 主治医だから一人で対処せねばなりませんし(・・;
3か月くらい入院してました・・・
「殴られたら警察を呼ぶ・・」 ひたすらこればかり考えていました