後ろ姿 目で追った
この歌、ちょっと思い出深い。
確かゆうちゃんとふたり、ジャパンで買い物をしてて。ゆうちゃんちの近所のジャパン。たぶん夏。ジャパンだからね、適当な買い物中に。
なんとなくいい感じの歌だねってなって、ゆうちゃんの家への帰り道、どっちが検索するのが早いかって勝負して。
どっちが早かったかは忘れたけど。
いつも聞くようなタイプの歌じゃないぶん、すごく印象に残ってる。
こんばんは。立花です。
お元気ですか。
夏が行きつつある頃、
皆さま体調はいかがでしょうか。
先週、新居の鍵を受けとりました。
最近はお互いの休みになると新居にいて、配送を待つ日々です。
先週金曜に私がエアコンを受け取り、今日日曜に彼がテレビを受け取り、というように。
新居の鍵を受け取った日のこと。
今日はその日の事を書きます。
19時に現地で業者の方と、ということでしたが、私は残業。ゆうちゃんひとりで行ってもらうことにしました。
私が新居の最寄り駅についたのは、もう20時半を回った頃。ごめん!と謝る私に、鍵もらったよって渡してくれた。
暑い暑いってふたりでカフェに入った。
隣の駅に大学があることもあって、最寄り駅付近は夜もけっこう賑わっている。
カフェもそう。
夜21時でも、座れるかなってちょっと見渡すくらいの人混み。
お酒を飲む気力はなく、レモン水で乾杯。
もらったばかりの鍵を写真に撮る私を、こっそり彼が写真に撮っていた。
話す合間に、このカフェにもこれからよく来ることになるのかなーって思いながら、窓の外を見ていた。
その日気付いたんだけど、新居の最寄り駅は、私の実家の最寄り駅とゆうちゃんが住んでいる家の最寄り駅のちょうど真ん中。
その日はお互いそのまま帰る事にしたから、別々のホームに向かった。
改札の中でじゃあねと手を振って、エスカレーターでお互いのホームに向かおうとした。
その瞬間。
本当に身勝手な話。
少し寂しかった。
その寂しさは、別々の家へ向かう寂しさじゃなくて、あぁ、こうして、別々の場所へ帰るために別々のホームに向かう、そのためにじゃあねって手を降る事ができるのはあともう数える位しかないんだなってこと。
私たちは今まで別々の場所で眠る生き物だったのに、それが変わってしまう。その寂しさ。
結婚したいと思ってするんだけど、時々、なんだかとても寂しい。身勝手な話。
ホームに着いて、せめて別々のホームに立っている彼を見ようと向かいのホームに目を凝らすと、俯いている人々のなか、彼も私を見ていた。
明日は彼が新居に引っ越します。
といっても日中彼は仕事なので、業者さんと会って引越し作業をするのは、明日平日休みのわたし笑
うまくできるかなー。
今日は仕事帰り、彼の家の近くで会いました。なんとなく見に行きたくて。
もうきっと今まで程は来ることのない、彼の家の最寄り駅。
彼はもう6年ほど今の家に住んでるから、
私も本当によく来た。
よく行ったスーパー。お気に入りのお店。待ち合わせしたコンビニ。新しくできて一度だけ行ったジューススタンド。なにを観るか全然決まらなくてなんか不機嫌になったTSUTAYA。タチアオイが咲く道。
どの夏だったかな、偶然聞いた音楽のことを夢中で話してたジャパン。
懐かしくて離れがたくて、少し苦しい程だった。
「100万回のI love you」